京都 四条高倉の占庭から

新しい人間関係に臨むとき

4月も半ばになりました。

四条大橋からは、川床の設置が進んでいるのが見られます。

ああ、そうか。

桜が終わればゴールデンウィーク、、、、というキモチになります。毎年。

 

早いもので、占庭も四条高倉に移転してから丸5年が過ぎ、6年目に入りました。

こうして続けていけるのは、みなさまのおかげです。

ありがとうございます!

 

さて、4月から新しい生活に入っていかれた方もたくさんおられると思いますが、

少しずつ慣れてきてらっしゃるところでしょうか。

以前にも4月に、新社会人の方へ向けて書いたブログがありまして、

よかったらお読みください。

kyoto-uraniwa.hatenablog.com

最初のほう、ほんまにくだらないことを書いていますね。すみません。

 

初めて社会に出て働く人だけでなく、転職されたり、家族でお引越しされたりで、

新しい環境に入っていくときに、いちばん気になるのは人間関係かもしれません。

わたしはこのブログでも何度も書いてきましたように、

職が定まらない星の下に生まれた影響もあるのでしょうが、

ずっと転職に次ぐ転職で、いろんな職場を渡り歩きました。

新しい仕事、新しい土地、新しい人たち。

そのなかで、新しいことに慣れていくことに慣れていったというか、

慣れざるを得なかったというか、そこで慣れていくコツのようなものも、

いつの間にか体得してきた気がします。

そのコツにつきましては、自分の体験だけでなく、

占い師として、たくさんの方とお話ししてきて、

一般の方の何倍もの人と関わる中で、実体験を見聞きした経験もプラスし、

やっぱコレだなあと思うことがあります。

そう。なんとなくわかってきた人間関係の基本、みたいなことを書いておきますね。

よろしかったらご参考に、という程度のことですが。

 

まずですね、信頼関係をつくるには時間がかかるということです。

誰しも、第一印象ってのがあって、そこで、

あ、この人こんな人だな、と思い込んでしまったりします。

その第一印象が悪いと、そこを修正するのに時間がかかるので、

まずはその第一印象をよくしようとするのが定石なのでしょうが、

そこにモンダイが発生しやすいのです。

「感じのいい人」であろうとして、いつもの自分ではない顔をしてしまうと、

それをずうっと続けなければなりません。

最初にエエかっこをしてしまうと、後がしんどいということですね。

しんどいだけではなく、そのエエかっこが剥がれたときに、

「えー そういう人だった?」と一気に評価が落ちるのが非常に残念です。

 

また、早く認めてもらおうとすると、ムリをしてしまいます。

このムリも続かないだけでなく、どんどん自分らしくなくなっていく、

というのが、もっとつらいことなんですね。

 

初対面で本来の自分以上の好印象を目指すのは悪手、と認識してですね、

とにかく等身大でいる勇気をもつ、というのがコツだと思っています。

最初の印象がイマイチで、誤解される場合もありますが、

そこを恐れて、いい顔をしてしまわないこと。

たとえ誤解されたとしても、素直に話を聴き、

地道にやるべきことを誠意をこめてやっていれば、わかる人はわかってくれます。

わからない人はわかりません。

そうなんですよ。

世の中には、そういうところがわからない人もいる、

ということも認識し、そこを嘆かないようにしましょう。

けどまあ、わからない人よりわかってくれる人のほうが多いです。経験上。

わかってくれない人を責めるより、自分はわかる人になろうと思うことのほうが、

うんと大事です。

 

新しい環境に入っていく人は初対面の人だらけ、初体験だらけで緊張しますが、

受け入れる側の人だって、どんな人が来るのだろうと緊張しています。

その緊張がほどけ、お互いのことをわかるまでには、

時間がかかって当たり前ですよね。

 

「早く慣れよう」と焦ったり、

「今度来た人はいい人だね」「仕事できるね」と思われようとすると、

だいたい失敗します。こちらも経験済みです。

 

ちゃんとあいさつをして、ニコニコしておく。

気を遣って、いろいろ喋らなくていいです。

そして、仕事については、頭の中を真っ白なノート状態にして、

最初は言われるがままにそこに書き込んでいく。

それらが正しいかどうか、効率的であるかどうかを検証するのは、

ずっと後になってからでよいのです。

あとは等身大で精一杯のことをやれるだけやっていればOK。

だいたいね、時間が経てばイヤでも慣れるんだから、

なんて転職にスレたわたしなんかは思ってしまうんですけどね。えへへ。

 

・最初にエエ顔をしすぎない。

・信頼関係ができるには時間がかかるんだから焦らない。

・誠意を尽くしていれば、わかる人はいつかわかってくれると思っておく。

 

これらの3点セットを胸に、がんばりすぎずにいきましょう。

言葉が人相をつくることも

今朝はまず選挙に行ってから、占庭へ。

やっと春らしい気温になりまして、あちこちで桜も満開です。

週末の昨日今日と、京都はもんのすごい人出です。

週明けには、高瀬川花筏も見られるでしょう。

あの花筏というのは、まばらくらいのときが美しいですよね。

あんまりびっちり水面がピンク色というのは風情に欠けるかな。

 

さて、今日は人相のお話を。

だれしも、つい恨み言や悪口を言ってしまったり、

愚痴をこぼしたりすることはありますね。

それはもうしょうがないことだし、そうすることでちょっとガスが抜けたりもして、

それ禁止ね! って言うほどのことではないかと思うんですよ。

けれども、しょっちゅう誰かの悪口ばっかり言っているとか、

口を開けば不平不満ばっかり、

というのはおやめになったほうがいいです。

 

悪口や不満をニコニコしながら漏らす人はいませんよね。

みなさん、やっぱり苦々しい表情になります。

それがひんぱんになると、その表情が刻まれてしまうようで、

お顔がね、ゆがんでくるんですよ。

するとね、なんかイジワルそうな人相になってしまうんです。

それ、イヤでしょ。

イジワルじゃないのにイジワルそうに見えてしまうって。

なので、悪口や愚痴などはほどほどに、を心においていただきたいです。

 

一度、試しに、鏡を見ながら悪口を言ってみてもいいかもしれませんね。

口元がゆがんだり、目元が険しくなるのがよくわかると思います。

鏡を見ながら言うときはまだ冷静ですが、

エキサイトしてたりするとほんとに顔が恐くなります。

 これをたびたびやってちゃダメだな、って自覚も芽生えます。

 

また、汚い言葉や乱暴な言葉も、人相を荒ませていくような気がしています。

話し方や言葉の選び方で、人相がつくられたり、変わっていったりするんだなあ、

と感じることは、ほんとうによくあって、なんとももったいない気がします。

 

 唐突ですが、現在のわたしの将来の目標というのがですね、

「ほがらかな老人になる」なんですよ。

年をとれば菩薩のように、、、、とはきっとならず、

だんだんと出てくる不具合や、ままならなさに、

つい泣き言やワガママを言うてしまうと思うんですよねー

でもそこに、ほがらかさや愛嬌があるならば、

なんとなくゆるしてもらえるんちゃうやろか、という魂胆からです(笑)

その頃、ゆがんだ人相になっていては、愛嬌はかもしだせそうにない。

そう思うとですね、将来、ほがらかな老人になろうとするのなら、

いまからほがらかな人になっていないとムリ、ってことじゃないの?

と思い至ったので、いまからほがらかを心がけようと思います。

千里の道も一歩から。

いまからニコニコの先に、憎まれない老後があると信じて~

檻の中のオランウータンを観察する

今朝、通勤途上で何軒か、引っ越し中のお家を見ました。

いまから4月上旬にかけてはお引っ越しのハイシーズンですもんね。

春休みになって、休日の朝の電車も混んでいます。

こちらは、これから桜の開花とともに観光のハイシーズンへと向かいます。

京都の大混雑を思うと、ちょっと気が重くもなってしまうんですけどね。

そうは言いながらも、木屋町の桜並木のうつくしさは毎年たのしみです。

 

最近、何人かのお客さまと同じようなお話をしたなあ、と思うことがあり、

今日はそれを書いておこうと思います。

職場や、町内会、PTAなど、関わらずにいられない人間関係のなかに、

他人を傷つける不用意な発言をする人、自分本位な人、攻撃的な人、

マウンティング気質の人、都合よくコントロールしようとする人など、

ほんとなら口もききたくないような人が混じっていることってありますよね。

もちろん、それは血縁関係でも同様です。

 

 ハッキリ言いたいけれど、言うわけにはいかない。

 モメると余計にややこしくなるのが目に見えている。

 ひとを傷つけるのも、自分が傷つくのも怖い。

 

ごくふつうに社会生活を送ろうとすると、そういうストッパーが生まれます。

でも、でも、これはあまりにも理不尽だ!

という気持ちとがせめぎ合って、悩んだり、心身を傷めたりしてしまわれます。

つらい。

 

以前、そういうときに、ほんとはこんなやり方はよくないけれど、

心身を守るためにはこの手も使っていいと思う、と、

心の中に空っぽのバケツをひとつ用意しておこう、という提案をしました。

心に空っぽのバケツをひとつ - uraniwamiyuki’s diary

 

これと同じように、

ほんとうは、そんな気持ちでひとを見たりしてはいけない、いけないよ、、、

(「まんぷく」の真一さんの声でどうぞ)

と思いはするのですが、もうひとつの奥の手、

破壊力のある人から心身を守る心持ちを提案したいのです。

 

破壊力のある人というのは、だいたい声が大きくて、影響力が強いです。

そして、周りの人たちに、

「この人に逆らうとめんどくさい」

と思わせることで、好き勝手にふるまえる環境をゲットするわけですね。

もうその時点で、破壊力さんの勝ち、みたいなものです。

そうなってしまってから時間が経てば経つほど、状況は変えにくくなり、

破壊力さんはますます唯我独尊になり、どんどん扱いにくい人になり、

アンタッチャブルな存在となってしまうのです。

 

触れたくない、関わりたくない。

けれども、どうしても関わらざるを得ない。

時には恐怖心さえ覚えることもあるかもしれません。

そこまでいったら、上司や経営者、場合によっては法的機関に訴えねばならない、

というところまで発展したりすることもあるでしょう。

 

けれども、そこまでは切羽詰っていない。

なんとか折り合いをつけてやっていくしかない、という場合ですね、

空っぽのバケツも多少有効ではありますが、これも使ってみてください。

 

「檻の中のオランウータンを観察する」です。

まず、相手を道理のわかった人間と思わないことです。

これは、相手にも失礼ですが、オランウータンにもかなり失礼なんです。

ごめんなさい。

常人ならざる破壊力を持つ相手は、

並外れた体格とパワーを持つオランウータンである、と定義します。

そして、そのひとは檻の中にいる、として、明らかな線引きをします。

傍若無人な言動をする相手を檻の外側から、

「ああ、今日も暴れてるなあ」

と観察する気持ちで見てほしいのです。

 

いきなりつかみかかってくることは、さすがにないと思うので、

そこに檻の柵なり、仕切り板なりがあると思いましょう。

オランウータンが暴れるには、オランウータンなりの理由や理屈があるのでしょう。

でも、そこまで慮る必要はありません。(これも失礼ですね)

檻の中で暴れるオランウータンを眺める、観察する、だけでいいのです。

そうすると、ひどい暴れ具合を見ても、

うわあ、すごいなあ、、、、

と、どこか他人事として見られるようになってきます。

恐怖心からパニックになったり、身を守るためにひたすらガマンする、

という気持ちから、ちょっと距離を取れるようになりはしませんでしょうか?

 

念のために申しますが、わたしはオランウータンを貶めているのではないですし、

オランウータンを嫌いでもありません。

人ではない、ちょっと畏怖の念を抱く存在として仮に登場してもらっています。

ですので、ゴリラでもゴジラでも可です。

ゴリラがドコドコドコドコと胸を叩くのを見て、恐れるのではなく、

おお、今日も見事な叩きっぷり!

と観察日記に書きこむような気持ちになってみましょう。

みたいなイメージで、どうかご理解ください。

 

ということで、破壊力さんに自分を壊されそうになったときには、心の中で、

「檻の中のオランウータンを観察する」を発動してもいいと思うのです。

もちろん、それで問題が解決するわけではありません。

心を守り、心身を傷めないための方便です。

方便なので、ちょっと人でなしな方法ではありますが、

許していただければと思います。

ご予約のお願い

一昨日の朝はみぞれが降りまして、一気に真冬に逆戻り。

昨日も一日、めちゃくちゃ寒かったです。

そして今日、風もなく、なんともうららかな春、って感じです。

もうお彼岸ですもんねぇ。

  

先日、ツイッターでもちょっとお願いしたことをこちらでも。

占いのご予約についてです。

占庭はご予約のお客さま優先となっています。

たまたまおいでになった時に、空いていましたらもちろんお受けいたしますが、

20分後にご予約が入っていましたらお断りすることになってしまいます。

せっかくおいでいただいたのにお断りするのは心苦しいですし、

お客さまを占っているときに、突然入って来られるのは、

占い中のお客さまに対して申し訳ない気持ちにもなります。

ですので、できましたら、あらかじめ、メールでお問い合わせいただけると

とてもありがたいです。

当日であれば、お電話でお尋ねください。

最近の占庭は、混み合うことも多いのですが、だいたい1週間くらい前でしたら、

空き枠はたくさんあります。

ご希望の日時の候補をいくつかお知らせいただけるととても助かります。

なんだか、わたくしごときがこんなお願いをするのは、厚かましいのですが、

どうぞよろしくお願いいたします。

 

あ、そうそう、数日前に、心臓が止まりそうなことがあったんです。

このブログを開いたら、

「まだ記事はありません。記事を書いてみましょう!」

みたいな表示(ウロ覚え)が出たんですよ。

もうね。

 

ええええ~~~~~っ!!!!

 

ですよ。

 

い、、、いままで書いてきたものは、いったいどこへ・・・??

 

と、自分の顔が青ざめていくのがわかりました。

心臓もバクバクしてきます。

 

こんなハズはない。

わたしはブログを停止させられるほど、公序良俗に反するようなことは書いてない。

たぶん、書いてない。書いてないと思う。

では、なぜ? 

なんらかの不具合?

とぐるぐる考えながら、脇を見ると「最新記事」とか「月別アーカイブ」などは

いつも通り 表示されている。

そこをクリックしてみたら、ちゃんと書いたものが出てきた~~~~

ああ、よかった、消えてない、消えてない。

でも、じゃあこの表示は何??

とあれこれやっていましたら、元に戻って、心底ほっとしました。

 

はてなさんが、いつかブログサービスをやめることはあるかもしれないけど、

その場合は前もって告知があるだろうし、急に消えてしまうことはない。

と思って、何のバックアップも取っていなかったんです。

でも、今回、一瞬「消えた!」と思ったとき、

うわあ、どうしよ~~~~ って、ほんとに焦りました。

それだけこのブログを大事に思ってるんだということに、

我ながらちょっと驚きもしました。

たしかにね、いつどんなバグが起きるかもしれませんしね。

ちゃんと残しておかないと、と思います。

思いはするのですが、その作業に、いつ取りかかるのか?

ちゃんとやろう自分! とお尻を叩かねば、です。

やりたいと思い続けていること

あな恐ろしや。

この前、ブログを書いてから3週間くらい経ってしまいました。

何をしてたんやろ、わたし。

いろいろと忙しかったのは忙しかったんですけれどね。

書きたいことや、イベントや、また、たのしいこともいろいろあったんですけど、

全然書けてなかった・・・・。

振り返って、少しずつ書いていけたらと思います。

 

一昨日は、大阪アジアン映画祭のオープニング上映で「嵐電」を観てきまして、

その舞台あいさつで、長年のファンである井浦新さんを間近で見ることができ、

たいへん満足でした。

映画もとてもよくて、この映画についても、改めてちゃんと書きたいです。

観終わってから、ずーっといろんなことを考えているので。

 

今日、書きたいのはですね、わたしがしたい、新しい仕事について。

これはもうかなり前から、できたらいいなあ、でも実現は不可能やわな、、、

と繰り返し考えてきたことです。

それは、企業や、大学などに、占いに行くこと。

 

占庭のお客さまで、お仕事や学校生活などで悩んでいる方はたくさんおられて、

カウンセリングを受けられたり、産業医とお話しされたりしています。

相談員さんや、カウンセラーさん、お医者さんなどは、

世の中的には「真っ当な」職業であり、会社や学校でお話しを聴く「仕事」として

雇われたり、派遣されたりするわけですね。

もちろん、そういう方はよいお仕事をなさっていて、効果も望めるのだと思います。

 

けれどもですね、合わないことってあるじゃないですか。人間ですし。

また、

「カウンセリングを受けるとか、医師に相談するとかまでじゃないねん」

と思うことも多いんじゃないかと思うんですよ。

そういう人のためにですね、もっと気軽に、

しかも、全然違う角度から、いまの自分のことを考えてみよう、

というのに、占いはとても適していると思うのです。

それって、すごくいいガス抜きにもなったりするはずなので、

煮詰まる前に、ちょっと話せる縁もゆかりもない他人がいるといいのでは?

と思っていて。

わざわざ占いのお店に行くっていうのはハードルが高いですけれど、

企業などに日を決めて訪問できたら、ぐっと敷居は低くなります。

 

というのが、わたくしの案。

けどねー 占いとか占い師っていうだけで、

「そんな怪しげなもんを公式に雇ったりはできないよね、さすがに」

という壁が、バーーーン! と立ちはだかるんですよ。

ほんまに残念です。

いっぺん活用してみてからそういうこと言うてほしいわー

と思うんですけれどね。

どこかに、そういう新しいことをおもしろがって導入してみようっていうところは

ないもんでしょうか。

 

これ、わたしがお金儲けしたくて言うてるんじゃないんですよ。

病んでしまう前に、心に風穴が開いてラクになってもらえることもあるかも、

と思うのですよ。

占庭のお客さまのなかには、

産業医と面談するのが憂鬱で・・・」とおっしゃる方もあって、

それならば、もっと選択肢が広がればいいのにね、と考えますし。

 

ということで、その鬱憤を今日は、ここでぶちまけてみました。

占いも占い師も胡散臭く思われすぎだし、恐れられすぎだとも思います。

経験してみないとわからないとは思うので、まずは体験してみてほしいなあ。

いや、ほんまに商売で言うてるんじゃないんですよ(笑)

マヤルカ古書店主催「石井ゆかりさん・佐藤ジュンコさんトークイベント」@恵文社一乗寺店

前回のつづきです。

2月9日に、京都・一乗寺恵文社さんであった、

石井ゆかりさんと佐藤ジュンコさんのトークイベントについて。

 

会場は超満員。9割以上が女性だったんじゃないでしょうか。

圧倒的女性率でした。

定刻になり、トークの主役の石井ゆかりさんと、佐藤ジュンコさん、

MC役のマヤルカ古書店の店主・なかむらさんが、登壇されます。

 

「星読み」で人気の石井ゆかりさんは、どこにも「顔出し」されていないので、

どんな方なのかなあ、と想像していたのですが、

声大き目でちょっと早口、というのが意外でしたが、

飾り気がなく、あんなに有名なのにエバったところがまったくない、

文章から感じられるお人柄そのままの、素敵なひとでした。

 

イラストレーターの佐藤ジュンコさんは、ニコニコとゆっくりお喋りされるタイプ。

すごく個性的なんだけれど、なんともかわいらしいひとでした。 

ゆるゆるみたいだけど、もちろんそんなことはなくて、

ちゃーんと自分を持ってらっしゃる感じでね。

 

マヤルカ古書店のなかむらさんは、移転前の西陣のお店で、

本の買い取りをお願いしたことがあり、そのときにお話しもして、

とても感じのいい方だとは知っていたのですけれど、

なんて頭のいいひとだろうかー 

と感心してしまうMCっぷりでした。 

 

とにかく、この女性3名が、それぞれにめっちゃくちゃ魅力的。 

共通点は、透明感というか、清潔感というか、なんというか、

濁りってものがないんですね。 

芯はあるのに、硬くなくて、とてもしなやかなんですよねぇ。 

要するに、すごく気持ちのいい方ばかりなんですよ。 

相手の話も、人間性も、すべてを尊重し、その上で、

自分の意見も話されるのだけれど、押しつけがましくなくて。 

誰も「自分のほうが素敵でしょ」「わたしのほうが頭イイよね」

みたいなニオイがまったくないんです。

そういうのゼロ! 

それは「自分は自分」が確立してはるってことなんですよねー 

ほんとにみなさんが人間的な魅力にあふれていて、お話もおもしろい。 

なので、それはもういい雰囲気のイベントでした。 

おそらくは石井さんの熱烈なファンなんだろうな、

という方が宮崎や東京からも来られていました。 

そりゃ、受け付け数秒で満席になったチケットをゲットした猛者ばかりですからね。

みなさん、前のめりで聴きますしねぇ。だれも私語なんかしません。

なんともいえないあたたかさに満ちた時間でありました。

あんないい雰囲気のイベントって、めったにないんじゃないでしょうか。 

ほんとうに素敵な機会を頂戴しました。

ありがとうございました。


石井さんもご自身のブログでふり返ってらしたので、興味のある方はどうぞー 

iyukari.hateblo.jp

著者に会いに行く

昨年末に自著が出たのですが、意外なくらい多くの方が、

「本を読んで」ということで、占いにお見えになります。

本がよく売れているとはとても思えないので、こんなにたくさんの方が、

わざわざ足をお運びくださるなんて、驚きです。

ほんとうにありがとうございます。

 

考えてみると、本を読んで、作者にちょっと会ってみたいなと思っても、

なかなかそういう機会はないですよね。

わたしの場合は、お店があって、そこで対面占いをしているということで、

予約していただければ、ごくふつうに顔を合わせて、話すことができるので、

そのあたりはとってもイージーです。

わたしもいままで、たくさんの小説家や、エッセイストの方など、

読んでみて、会ってお話ししてみたいと思った人は山ほどいましたが、

トークイベントや、サイン会でもないとそれは叶いません。

40年間は地方に住んでいたので、そういうイベント自体がほとんどなく、

都会へ遠征するなんてことは、なかなかで。

いまは関西に住んでいて、大阪や京都の催しに気軽に参加できるのが、

たいへんうれしいです。

 

先日も、とても素敵なトークイベントに参加してきました。

マヤルカ古書店さん主催の、西洋占星術で人気の石井ゆかりさんと、

イラストレーターの佐藤ジュンコさんのトークイベントです。

会場は一乗寺恵文社さん。

実はこのイベントの申し込みは、メールで先着60名ということでですね、

受付時刻ぴったりに、下書きしておいたメールを送信したのですが、

数秒で定員に達してしまったらしく、ハズレてしまったんです。

絶対取れてるだろう、と思っていただけに、落胆も大きく、

こんなにあっと言う間に埋まってしまうなんて、、、、と

ついツイッターにつぶやいてしまいました。

 

ところが数日後、占庭のメールアドレスに、

同行者が行けなくなったので、よかったら一緒に参加されませんか?

と、神の声ようなメールが届いたのです!

この時ほど、ツイッターやっててよかった~~~ ブログ書いててよかった~~~

と思ったことはありません。

個人のアカウントでなく、店舗があり、身元がわかっている、

というのがよかったのだと思うんですよ。

そうでなければ、誘っていただけなかったと思います。

もちろん、ありがたくありがたくお受けし、当日、叡電の中で落ち合って、

一緒にイベントを堪能してまいりました。

とっても素敵な方で、初対面でも、安心してお話しができ、

気持ちのよい時間を過ごさせていただきました。

 

ちょっと前、しいたけ占いのしいたけさんとお茶していたときに、

石井さんと対談されたことをお聴きして、

「いいなあ、いいなあ。でもわたしもいつかお会いできる日がくると思ってるの」

とまた根拠のない発言をしていたのですが、こうして実現しましたねぇ。ふっふ。

 

そのイベントの様子につきましては、長くなってしまうので、

また次回にしますね。

 

そうそう。

占庭に本をご持参くださって「サインしてください」とおっしゃる方がおられます。

わたしのサインなんて、なんの価値もないだろうと恐縮極まりないのですが、

お断りするのもどうかと思うので、恥ずかしながらサインします。

ところがですね、文庫本なので、サインする余白がないんですよ(笑)

お客さまと「どこに書いたらいいと思います?」と相談しながら書いています。

 

そのサインもですね、何をどんな順番で書けばよいのかもわからなくて、

なんだかもうしどろもどろです。

思えば、わたしはあまり「サイン」ってものに執着がなかったのもあり、

特に本にサインしてもらう、っていう経験が、まったくもって乏しくてですね。

いままで本にサインをもらったことがあるのは、

おそらく椎名誠さんと、しいたけさんだけじゃないかと思います。

ほ~ どちらも「しい」から始まるお名前ですね。

なんとまあ、おもしろい偶然。