京都 四条高倉の占庭から

運命は決まってない、  と思っています

昨日、同じ生年月日の人の運勢は同じになる、と書きました。

運勢というのは、運気の流れのことで、

それは生まれたときの星の並びで決まっているんです。

けれども、運命も決まっているのか?っていうと、

それは別、って思うんですよねー

運命っていうのは、いわゆるサダメ、みたいなものでしょ。

どんな学校へ進んで、どこで働いて、誰と出会って、いくつで結婚して、

子どもは何人で、どんな病気で、いつ天国へ旅立つのか、とかね。

そんなん決まってると思います?

神さまが決めはったん?

けどまあ、未来を透視できるという方も稀におられるようなので、

そんなこと!絶対!ありえませんっ!

とまでは申しません。

だけど、だれかの書き割りに則って生かされていると思うのはつまらないでしょ。

自分で悩みながら選んで、自分で自分の一生をクリエイトしてるんや、

って思った方が、生きていくのが楽しいと思いませんか?

 

もちろん、運勢はあるので、恋愛結婚に縁のある年とか、

ビジネスで成功できそうな年、というのはあります。

その運気を掴む努力を重ねる人もあれば、

ただ掌を広げてタナボタを待っているだけの人もある。

うまくいくかどうか運命で決まっているのなら、

がんばってもがんばらなくても同じ、ってことになってしまいます。

お家で寝て待ってたら、ある日突然運命の人が訪ねてきたの!

なんてこと、ないですよねぇ。

 

よくお客さまに、

「わたしは結婚できますか?」

「運命の人に出会うのはいつごろですか?」

と訊かれます。

 

わかりません。

そんなこと決まってないと思っていますもの。

 

けれどもですね、

その方が結婚に縁の薄い人か、つまづきやすいか、

チャンスがやってきそうな時期はいつなのか、

いやいや、焦らなくても晩婚の方が幸福になれそうですよ、

というようなことはお答えできるんです。

 

どんなによいご縁があっても結婚を望まない方もおられますし、

大したご縁じゃなかったのに、うっかり結婚される方もあります。

自分の人生を輝かせるも、曇らせるも、自らが選ぶ道ってことですね。

人間だから間違うことだってあります。

そのときは、そこから立て直せばいいわけで。

 

なるべく大きな間違いはしないように、

よいタイミングを選んで、

勇気をもって自分の運命を創り上げていく。

 

その過程で、それぞれの方のしあわせを祈りつつ、

サポート&応援するのが、占い師の仕事だと思っています。