京都 四条高倉の占庭から

学生さんたち

毎年、1月、2月は「お久し振り~」というお客さまが増えます。

コレといって悩みはないけれど、今年のコトが訊きたくて、って。

今年のコトというのは、運気だったり、気をつけることだったり、

どういうことにがんばるのがよいのか?とか、

いい出会いはあるやろか~とか、それは、ま、いろいろです。

 

昨日もそういうお客さまがちょうど1年ぶりに来てくださいました。

昨年は「これから就活!」という学生さんだったのですが、

無事進路も決定し、今は卒業前。

4月からの新生活、今年の運気を活かして、

どういう心持ちでスタートしていけばいいか?

というようなお話を中心におしゃべりしました。

昨年、就活前にお聞きしてたことが、なかなか印象的で、

わたしの方もよく覚えていたので、

「それでそれで、それからどうなったの?」

と経過や近況をお聞きでき、楽しいひとときでした。

 

京都は学生さんの多い街です。

わたしが占いのお店を自分でやろうと決めたとき、

自宅から遠い京都を選んだのはそのためでした。

学生さんって、案外大人と話をする機会が少ないんですよ。

親、先生、バイト先の人くらいっていうのがほとんどで。

親や先生の言葉は、素直に聞けないことも多いし、

バイト先の人も、それなりのしがらみがあったりね。

「相談して心配かけたくない」と言えないことも多そうだし。

その点、占い師なら縁も所縁もない分、

なんでも言えるし、泣いたりもできます。

ダメな子と思われようが、嫌われようが、

そんなことどうだっていい相手です。

そうして話している内に、自分の気持ちの整理ができて、

ああ、こうしたかったのか、、、、と自分でわかったりもして。

 

そんなん占いちゃうやん、と思われるかもしれませんが、

それも占い師ならではの役割です。

 

卒業後、就職で遠方へ行かれても、京都へ戻って来られたときに、

お顔を見せてくださる元学生さんが多いのは、ほんとにうれしいこと。

そういうとき、ああ、占庭を続けててよかったなあ~って思うんです。

これからもがんばろーって、励まされます。