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京都 四条高倉の占庭から

こうなるようになっていた?

占庭のこと

自分で占いのお店を持とうと思ったとき、

京都で開こう、ということだけは、迷いがありませんでした。

でも決めてたのはそれだけで。

開業時期や、京都のどのあたりで、というのはまったくのノープラン。

 

 できれば大学の近くがいいなあ

 交通の便がいいところがいいなあ

 1階がいいなあ

 人通りが多いわかりやすいところがいいなあ

 陽当たりのいいところがいいなあ

と、希望はいっぱいあれこれあったけれど、

いい場所は店賃も高いわけで、ひとりで維持できるところが、

果たしてほんとに見つかるのかしら??

と自分でも疑っていたくらいです。

いろんな不動産屋さんに尋ねてみても、

安い客なので、あまり相手にもされず。

結局は、ネットで探すことになりました。

 

あちこち見て回って、最後にたどりついたのが、前の店舗。

西陣にあり、南側の大きな窓からサンサンと日差しが降り注いでいて、

最高に明るい、気持ちのいい2階でした。

 うわあ、いいなあ!

と思ったけれど、ちょっと待て。

広過ぎるよね?と。

占いなんて、テーブルとプリンタを置く場所さえあればよいので、

ほんの2畳程度のスペースでも事足りる商売です。

 とてもいいけれど、あまりにもスペースが贅沢すぎて・・・・

と大家さんと話していると、

「自分がカフェをやるから、隅っこのスペースで占いをすれば?」

と願ってもない提案をしてくださったんです。初対面なのに!

スペース貸しだからと、賃料も格安で、願ったり叶ったりでした。

 

そんなことがあるって、信じられます?

あの大家さんに出会わなかったら、開業できてなかったかもしれません。

もしできていても、維持していけなくて、早々に撤退してたでしょう。

知人の一人もいない土地で、お店を開けようというのは、

ほんとに無謀なことでした。

ところが、2年半お世話になったときに、

大家さんのご都合で、そこを出なければならなくなりました。

もうそんな格安で貸してくださるところなんて見つからないし、

どこかへ移転するなんて無理だろう、、、、

また元のデリバリー占い師に戻るしかないなあ、と

すっかり諦めていたんですね。

けれども、家族が、

 諦めるのは探してからでも遅くないよ。

 できたら移転して続けたほうがいい。

と強く強く勧めるんです。

全然、商売になってない状況だったのに、やめたらダメと言うんです。

 うーん、そしたら探してみるけどー

と、言うたものの、わたしは、

 どうせ見つからへんしー

なんて思っていて。

 

でも、そう思いながら探していたら、今のお店が見つかったんです。

なので、移転先を探して実際に見に来たのは、いまのところの一軒だけ。

ほぼ即決でした。

 

前のときも、今回も、たしかにネットで見つけたのはわたしなんですけど、

自然に道が開けたような感じがするんですよねぇ。

まるで用意されていたかのように。

神さまかどうかはわからないけれど、

「やりなさい」って言われているとしか思えなくて。

 

大宮中立売のときも、四条高倉のいまも、維持していくのが精一杯なんですけど、

それでもやめようと思わないのは、もちろん好きだからなんですけれど、

せっかくだから続けよう、という思いもあります。

 

毎年、いつまで続けられるかなあ、と思いながらやってきて、

もうすぐ移転して2年。契約更新の時期です。

 

大家さんはじめ、たくさんいい方との出会いがあり、

みなさんに励ましていただき、応援していただいての現在です。

ほんとにありがたいこと。感謝してもしきれません。

 

それにしても、占庭はなんてラッキーなんやろ、

って思うんですよねぇ。