京都 四条高倉の占庭から

焼畑農法とチューインガム

この前、若いお客さまのお話を聴いていて、

 なるほど!

と思わず膝を打った比喩がありました。

 

「わたしってつくづく焼畑農法型なんだと思いました」というお話。

 

それだけじゃわかりませんね。

何が焼畑農法型なのかというと、恋愛が。

 

炎で焼きつくして土地を肥えさせ、整地して、

一定期間収穫したら、土地が痩せてくるので、

また次の農地へと移る、ってやつですね。

 

本来は、痩せた土地が回復するまで放置しておいて、

循環させて使用するという意味もあるんですが、

たぶんそれはないんだろうなあ。彼女の恋愛においては。

 

非常にわかりやすいですよね。

状況が目に浮かぶようです。

 

以前からよく話していることで、

ちょっと意味合いが似ているなと思った、たとえ話があります。

 

「恋はチューインガム」

 

チューインガムって、初めの内は、しっかり味も香りもあって、

ずっと噛んでいたいと思うもの。

でも、だんだん味や香りは薄れてくるし、食感は単調になってくる。

 あ、もう味がしないや。

とばかりに、ペッと捨ててしまう人もいれば、

いつまーでも、噛み続ける人もいますよね。

味が薄れるや、すぐにペッとしたくなるタイプから、

味がしようがしまいがとにかく延々噛み続けるタイプまであって、

ペッのタイミングはいろいろです。

どれが良くて、どれが悪いってことはないですね。

 

焼畑農法を続けていくのも気力と体力が要りましょうし、

同じ土地で同じ作物を単調に繰り返し栽培していも、どんどん実りが減るばかり。

工夫や努力も必要です。

 

さて、あなたはどのタイプでしょうか?