手相を観るというと、てのひらを走る線だけを観るように思われますが、
てのひらの部分的な厚みや、指の形や、長さも併せて観ます。
もちろん、線の太さ、形状、長さ、流れる方向はとても大事。
たまに細い、薄い線の方が、それを気になさっていたりしますが、
人それぞれ皮膚の厚みが違いますし、遺伝による差異もあります。
薄くても、それぞれの線が、生きているかどうか、が重要なんです。
生きている線があるなら、死んでいる線もあるのか?
っちゅーことになりますが、死んではいなくても、お休み中の線もあり、
それは生きていない線に含まれます。
とにかく、いまイキイキ活動中の線であれば、
あ、生きている線だな、と占い師は思うわけです。
それをどう見分けているのか?は、たいへん説明しにくいです。
なんとなくこちらにアピールしてくる線が生きてると感じるんですが、
そんなこと言われても、はああ?ですよね。
なので、手相教室はやっていません。
その重要なところをお教えできないのでは意味がないですもんね。
実際のところ、てのひらから上がってくるものが、
なんとなく感じられるようになるには、年数がかかります。
たくさんたくさんの手を観せてもらって、学んでいくしかないんです。
要するに、数なんですね。
千人くらい観せてもらったら、徐々にわかってくるんじゃないかと思います。
千人っていうと、膨大な数に思えるかもしれませんが、
案外そうでもないんですよ。
周りの人を手当たり次第に観ていれば、意外と早い。
てのひらの丘についての説明、線や指の形が語るものなどは、
手相観の本を読めば、いや、ネットで調べても、
簡単に知ることができます。
お月謝を払って、わざわざ通っていただくほどのこともありません。
そこまでは簡単なんですが、難しいのは、
本などに出ている基本的な形からズレている、
イレギュラーな線の場合の読み取り方なんですね。
これ何?
これどっち?
みたいな線はいっぱいあります。
なにしろ人の数だけ手相はあるので、たまに突拍子もない手相の方もおられます。
どう生まれ、どう生きたら、こんな線になるのかしら??
とわたしなんかはワクワクしてしまいますが、
やっぱりムリ!
と、独学を投げ出す原因第一位でもあります。
たぶん、そのあたりが訊きたくて、習いたいと思われるのでしょうね。
わたしも独学なので、その気持ちはとてもよくわかります。
ちゃんと手相を観ようとするとたしかに難しいんですけれど、
簡単なポイントもいくつかあって、それらをいくつか知っておくと、
おもしろいし、役立つ場合もあります。
普段のコミュニケーションでも、ちょっと手相が観られたら、
ツカミはOKってことで、自然に距離も縮められることもありますよね。
そうだなあ。
その程度の、簡易な手相教室ならやってみてもいいかなー