京都 四条高倉の占庭から

ふつうの暮らし

大きな揺れが収まらず、範囲も被害も拡大していて心配です。

九州全域の方々は、どれほど不安にお過ごしでしょうか。

 

わたしは大人になるまで、それほど大きな災害も知らなかったので、

阪神淡路の震災のときには、こんなことが現実にあるのかと衝撃を受けました。

そして、もう自分が生きている間に、これほどまでの世紀末的な大災害は、

きっと見ることはないだろうなと思いました。

ところが、そんな予測とは裏腹に、想像を絶する災害が相次いで。

地震だけではなく、大雨や大型台風、竜巻など、

昔はめったに起こらなかった異常気象も増えています。

地球も生き物なのだなあと感じます。

”いま”が、当たり前のように続いていくわけではなく、変化していくものなんだと。

 

今朝、珍しく休日出勤する家人にお弁当を作りながら、

こうして、水にもガスにも電気にも不自由しない暮らしって、

なんてありがたいんだろうかと思いました。

だけど、今日ある暮らしが、明日も続いている保障はないんですよね。

きちんと備えもしておかなければ。物も、心も。

 

占いなんて、生活の優先順位で言えば、最下層にあるものです。

こうして今日も占庭にお客さまがいらしてくださるのは、

ふつうの暮らしが守られているからなんですよね。

九州のみなさまにも、早くふつうの生活が戻ってきますように、

と祈ることしかできません。