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京都 四条高倉の占庭から

「新人」受け入れ側と飛び込み側

よしなしごと

以前、ヨーガの先生がおっしゃってたんですが、

仕事や、勉強、作業などを教える時、

「最初はわからなくて当たり前だよね」とやさしく教えるのはダメなんだそうです。

最初はやさしく教えていて、慣れてきた頃から、厳しくしていくと、

「やさしい人だと思っていたら、いじわるだった」とか、

「あんなキツイ人だと思わなかった」と、不満を抱かれやすいんだそうで。

逆に、最初、厳しくして、できるようになれば褒めて任せる、

というやり方をすると、

「初めは怖かったけど、ホントはやさしい、いい人やった」

と、好印象が定着し、その後の人間関係もよくなっていくのよ、

ということでした。

 

この話を聞いたとき、なるほどなあ~と思ったのですが、

いざやってみるとなると、なかなか難しいです。

どれくらい厳しくすればいいのか、が、まず難しい。

けれども、たしかに、最初甘々方式は、任せられるようになるまでに、

時間がかかるような気がします。

イヤな人、キビシイ人、と思われる覚悟をもって、

最初ビシバシ方式でいった方がいいんでしょうねー

 

で、逆に教わる方。

ゼミでも、お稽古事でも、仕事でもそうですが、新しい環境に入るとき、

早く結果を出して、良い評価をもらわなくっちゃ、と焦る人が多いです。

特に、それなりにデキるベースを持っているという自覚がある人ほど、

「さすが〇〇さんだね!」とか「デキるなあ~」「すごいね」

と言われるよう頑張らねば、と力が入ります。

期待に応えなければ!というお気持ちも、あるのかもしれませんね。

 

そして、これも、あんまりメリットがありません。

もちろん、覚えがよく、早く仕事に慣れてくれるのは、

教える側もラクだし、うれしいことです。

けれども、あまりにも後輩がデキすぎるとおもしろくなかったり、

なんかかわいくないわー、と思ったりするのも人情で。

それよりかは、教わる立場をわきまえて、よく聞いてくれ、

努力する姿勢が見える後輩というのが好もしいんじゃないでしょうか。

 

それに、最初、飛ばして、うわ、めっちゃデキるやん!

という評価を得てしまうと、その後がしんどいです。

「初めあんなんだったから、どんなにすごいかと思ったら、

 そうでもなかったね」

と、ヘンに評価を下げることにもなりかねない。

スロースタートを切った方が、伸び代がある分、

「どうなるかと心配したけど、意外にやってくれるようになったね」

と尻上がりの評価を得ることも、易しい。

 

あらゆる「新人」を受け入れる方、飛び込む方、

どちらの立場にもなることがありますよね。

人柄は、長く一緒にいれば、おのずと感じられてきます。

そこに至る前に、悪い印象を植え付けてしまってはもったいない。

 

受け入れ側としては、最初からダメなところは厳しくダメ出しをする。

できるようになれば、小まめに褒め、任せるようにする。

任せたところでミスがあれば、自分が責任をとる。

 

飛び込む側としては、最初にあまり背伸びをしない。

見栄を張らない。

がんばりすぎない。

ダメ出しをせず、素直に聞く。

 

あたりがポイントかと思います。

簡単そうで、案外難しいんですよねぇ。