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京都 四条高倉の占庭から

夏休みの自由研究どうします?

たのしみ よしなしごと

どうなることかと思っていたリオ五輪も、なんとか運営されてますね。

 

あー、全然盛り上がらない。

昔のオリンピックは、もっと華々しい「スポーツの祭典」だったのに、

なんて思っていたんですが、始まると、あの競技、この競技と、

見たいものがいっぱいです。

ちょうど時差が12時間という、地球の真裏で行われているって、

考えたらすごいことですよねぇ。

ようまあ、そんな遠いとこで、って。

 

 

さて、小中学生の子どもさんの夏休みも、そろそろ真ん中へんですかね。

最近の夏休みの宿題って、どんなものなのか、もうまったく知らないんですが、

自由研究など、まだ全員提出なんでしょうか?

わたしが子どもの頃も、息子が小学生のときも、この自由研究で活躍する子って、

必ずいたもんです。

時間と手間をかけ、熱の入ったものに仕上げられた作品というのは、

親が手伝って体裁を整えたものとは、まったく別物で。

どちらも、ちゃんとしてるようで、バレバレなんですよねー

 

自由研究に一番大事なのは、早くから取り掛かるということ。

時間と手間をかけてなんぼ、なんですよね、これは。

どんなに役に立たない内容であろうが、研究結果が残念であったとしても、

時間と手間がかかった研究は、それだけで価値があります。

それこそが、自由研究が宿題に組み込まれる意義ですもんね。

なので、まだ手をつけてない生徒さん、急ぎましょう。

遅くなれば、どんどんやっつけになってしまいます。

テーマや結果うんぬんではなく、じっくり取り組みました、

というのがキモなんですから。

 

けれど、やはりテーマもできればおもしろいものがいいですね。

いままでいろんな自由研究を見ましたけれど、一番おもしろかったのは、

「ゴミの腐り方」研究でした。

たとえば、食べ終わったスイカの皮はどんな風に腐っていくのかを

放置する場所による違いや、温度の違いなどで調べたものでした。

この研究の素晴らしいところは、まず第一に着眼点。

そして、まったくお金がかからない、というのも素晴らしい。

身近で、誰でも興味を持ち、過程も結果も気になる研究でした。

夏休み明けの参観日の時に貼り出されてあって、真剣に読んだもんです。

ああ、これならば、誰にでもできて、やり方も色々工夫できるし、

おもしろいなあと感心しました。

そう。

本来、自由研究って、そんなに立派な研究を目指さなくていいんですよね。

ちゃんとした、カッコイイものをしなくっちゃ、なんて思うから、

どんどん後回しになってしまう。

身近な「?」を深めるというのがいいんですね。

その「?」と思ったことに気づく、というところが重要で。

 

で、先日、ユニークな”放課後教室studioあお” さん

放課後教室「studioあお」 | Facebook

にもオススメしたのが、こちらの本。

『苔とあるく』

www.wave-publishers.co.jp

 

苔というのは、わざわざ山や湿地帯に出向かなくても、

どこにでもあるものです。庭にも、道路脇にも。

その苔を観察してみよう~という本で、準備するもの、観察の仕方、

採取、保管など、わかりやすく書かれています。

なによりも、そこいらの干からびているとしか思えない苔が、

ひとたび水分を得て蘇ったときの美しさが、感動的。

道端や公園を這うようにして楽しめるというのもおもしろい。

 

この本と子どもの時に出会っていたら、わたしの理科人生は、

きっと激変していただろうな、と思うのです。

なので、誰彼に薦めたくなってしまうんですー

 

子どもの頃は、研究と聞くと、何かを発見するとか、発明するとか、

目覚ましい何かを見つけるもののように思っていました。

それがそうではなく、ただ観察するだけでも立派な研究であり、

予想と違った結果になり失望したとしても、

実はその失敗まで含めてが、よい研究なんですよね。

 

ということで、自由研究に悩んでいるお子さん、親御さん、

なるべく楽しんで取り組んでみてください。

そろそろ急がないとね。