京都 四条高倉の占庭から

セクシーよりも大事な要素

本日のエコ除草は、ヤギ3頭、ヒツジ1頭を確認したのですが、

ヤギ1頭は日陰にへたり込んでいて、呼吸も荒かったし、

熱中症気味になっているのでは、と心配です。

モコモコのヒツジは、さぞかし暑かろうに、短くなった草を熱心に食べていました。

他のヤギは、もう飽きたんだね、と声を掛け、

肩にポンと手をおきたくなる様相でありました。

(正確なヤギの肩の位置はどこだろうか?)

 

先日、穂村弘さんのトークイベントで、

「セクシーはカッコイイ」みたいな話がいろいろあったのですが、

穂村さんのおっしゃるセクシーは、アクシデントに備えない、厚かましさのある男、

をそう呼んではるのかな、と感じました。

「日曜に家でゴロゴロしてるお父さんみたいなのはセクシーじゃない」

とおっしゃっていて。

まあ、たしかに、セクシーな男ってのは「危険な香りがする」っていう

イメージではあります。

アクシデントを事前に回避していたら、なかなか危険な場面に遭遇せず、

そういう男はセクシーさを発揮できないまま、ってことなのかしら。

穂村さんの中では、男はセクシーでないと魅力がないようで、

女はセクシーじゃない男を好きにはならないだろう、という認識のようでした。

 

この「セクシー」ってのは、色気ってことですよね。

たしかに、色気のある男性は素敵です。

わたしも色っぽい人は好き。

だけど、セクシーがマストかというと、そうでもないですね。

まあ、それはわたしの場合は、ということではありますけれど、

「いろいろあるけどセクシーだから赦せるの」

って人も、あんまりいないんじゃないかと思いますよ。

 

それよりも、もっと強いのは「愛嬌」なんじゃないでしょうかねー

「愛嬌がある」というのは、緩みがあるということでもあって、

はねつけず、やんわり包み込む力があります。

丸め込まれる場合もあるのだけれど、それすら許せてしまうわけ。

男は度胸」と、昔は言うたもんですが、もはや説得力ないですわー

「恋人(夫)になる人は、どんな人がいいですか?」と訊いて、

「度胸のある人がいいです!」とお答えになった人は、

いまのところひとりもおられません。

むしろ、男性の方からの、

「彼女の度胸のあるとこが好きで」という話の方がよく聞きます。

男は度胸」なんてのは、ふた昔くらい前のお話って気がしますね。

 

もちろん、今でも「引っ張っていってくれる人がいい」とか、

「リードしてほしい」という女性はたくさんおられます。

女性がみんな「アタシについてらっしゃい!」というわけではありません。

それでもなお、「度胸」はあまり人気のないワードになってるってことですね。

 

では、愛嬌さえあればよいのか、というと、これがまたそういうわけでもなく。

愛嬌の上乗せがマストであるということですね。

それでいうなら、セクシーの上乗せもかなり有効性がありそうだなあ。

うん、セクシーに愛嬌が加わったら、もう最強だな、という気がしてきました。

周りにそういう方、おられます?

やっぱりそういう方は、モテモテなのかしらねー