京都 四条高倉の占庭から

一生を三分割に

今日から9月ですか。

1年もあと1/3ということですね。

毎年9月の声を聞くと、クリスマスなんてすぐ来そうやなー

と、なんだか追われるような気持ちになってしまいます。

自分でもちょっと気が早いとは思うんですけどね。

 

今日は占いのお話。

生年月日で占う際、一生をざっくり三分割して観る、星の配置があります。

① 生まれてから30歳までの若年期

② 30~60歳までの中年期

③ 60歳以降の晩年期

この三つの期間にそれぞれ星が入っているということです。

毎年めぐり来る星、10年毎にめぐり来る星とは違い、固定しているものなので、

それぞれの方の性格や運気に及ぼす影響も大きくなります。

 

まだ小中学生のお子さんならば、①の運気がまず知りたいところですね。

ここに若い星が入っているか、老熟した星が入っているかで、

お子さんの落ち着き具合などが決まってきます。

天真爛漫に子ども時代を過ごすか、自分の世界を大事にする子どもさんか、

大人をじっと観察して自分の考えをもっている大人子どものようになるか、

などが、ここでわかります。

この部分が驚くほど的中するのは、お子さんがまだ未熟で純粋であるがゆえに、

星の影響がストレートに出るからじゃないかなと考えます。

成長するにつれ、環境や経験、努力の有無などで、

持っている才や運気を活かせる人、持ち腐れにしてしまう人、

超えて成長する人と、分かれてくるので、中年以降は若年期ほど、

星のまんまだなあ、と思うほどの影響はないように感じています。

 

この中年期の運気が気になる年齢っていつ頃からなんだろうな、と

今日、ふと考えて。

同じく、晩年期が気になってくるのは何歳くらいなのかしら、って。

 

中年期が気になってくるのは、社会に出てからでしょうかねー

どういう仕事に就き、結婚してどんな家庭を持つようになるのか。

そこで、自分はイキイキ活躍できるのだろうか?

苦労があるだろうか? しあわせなのだろうか?

と、自分の現役像を思い描く、よすがにしたくなるのでしょう。

働き盛りであり、子育て世代でもあり、

社会的な「責任」を意識する年齢になってくる、っていうことですね。

まだ社会のトバ口にいる若い人には、自分の中年像すら、遠い未来です。

彼らの思う「おじさん」「おばさん」は、まだまだ非常に若い。

それでよいのだと思うんです。

それくらいの若い人たちが、自分の老後を心配するなんてのは、

取り越し苦労にもほどがある、ってもんで。

 

そういう若い人たちと話す機会も多いのですけれど、まぶしいですねぇ。

けれども、羨ましいとは思いません。

 この子たちも、これからいろいろあるだろうなあ。

 大変だよ~ 

 でもなんとかかんとか乗り越えれば、どうにかなるからね。

 がんばってね。

と、こころでエールを送ります。

心中で、大きな旗をバタバタ振りながら応援する気持ちです。

 

そして、晩年期が気になるお年頃というと、40代くらいからでしょうか。

おそらく中年期の半ばくらいになれば、自分や伴侶の中年像が、ほぼ明らかになり、

リアルに見えてきます。

親御さんの問題もそろそろ出てきます。

リタイア後の生活について、現実的に考えるようになってもきます。

そして、働ける内はなんとかなるであろう現役世代の間より、

その後の人生が豊かであるかどうかが気がかりになってくるんですね。

この「豊か」というのは、何も経済的な意味だけではありません。

心豊かであるか、人間関係が豊かであるか、なども含まれます。

 

晩年期、こんな感じになりそうですよ、というお話をすると、

「今は大変だけれど、老後がなんとかなりそうならいいや。

 がんばります!」

と元気になる方はとても多いです。

隠居型、生涯現役型、口うるさ型、ニコニコかわいい型、趣味堪能型、

研究型、重鎮型など、いろんな晩年期の形があります。

ちなみにわたしは、いつまでも若い人と関わって喋ってる型です。

間違っても、おとなしくてかわいいおばあちゃんにはなりそうにないです。

周りの人は覚悟しといてね。

 

とまあ、一生はこのように三分割され、おおまかな流れは決まっている、

というのは、ご理解いただけたかと思います。

この三つに、同じ星が二つ、三つと重なっていることもあれば、

全部バラバラという方もおられるのです。

同じ星でも、どの期に入っているかで意味が違ってきます。

重なることで意味が強調されたり、変化したりもします。

生まれた日が天冲殺に当たっている方は、これまた意味が違ってきます。

ざっくりしているようで、奥深いのです。

ああ、おもしろい。