読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
京都 四条高倉の占庭から

子ども食堂

よしなしごと 占庭のこと

占い師の繁忙期、1月・2月も終わろうとしています。

ええ、過ぎてしまえば、あっと言う間でしたね。今年も。

 

来月は出張鑑定があり、3月11日(土)は臨時休業とさせていただきます。

ごめんなさい。

お正月のイベント占い関係の方のお世話で、個人鑑定のご依頼があり、

また岡山へ行くことになりました。

個人鑑定とは言うものの、たくさんの方をお呼びくださっていて、

フル回転の一日になりそうです。

なんとありがたいことでしょうか。

きちんと管理して、万全の体調で臨みたいです。

 

 

さて、今日は子ども食堂のお話を。

子ども食堂の波は、全国へと広がっていて、いいことだなあと思っています。

実は20年以上前、わたしも同じようなことを考えていました。

小学低学年の息子を母子家庭で育てていた時のことです。

ひとりっ子&カギっ子&学童保育なしだった息子は、夏休み、冬休みは、

お昼ご飯をひとりで食べなければなりません。

出勤前に作ったお弁当は、夏場は冷蔵庫に入れてますので、

お昼になれば、自分で電子レンジでチンして食べていたんですね。

お弁当のフタには「フタを取って!」とマジック書きしていました。

お弁当箱のフタを取ってから、チンせよ、という意味です。

 

で、わたしはそうして家でテレビでも見ながら食べているもの、と

思っていたんです。

そしたら、ある日、近所の方から、

「アンタとこの子、フードコートにお弁当と水筒持って行って食べてるで」

と聞いて、びっくり仰天!

当時住んでいた市営団地の隣にスーパーがありまして、そこの地下に

フードコートがあったのです。

息子に確認すると、悪びれずに、そうしていると答えました。

「あのな、あの食堂みたいなとこは、あそこで注文したものか、

 スーパーで買ったものを食べるところやから、持って行って食べるのは

 ほんとはしたらダメなんよ」

と話すと、とても心外そうでした。そして、

「ぼくな、留守番はいいけど、ひとりでご飯を食べるのはイヤなんよ」

と、ポツリと言いました。

お店の人も、子どものことだからと大目に見てくれていたんでしょうね。

注意されたことはなかったみたいです。

それを聞いたわたしも不憫でねぇ。

けれども、わたしは働かねばならず、子どもはひとりでご飯を食べねばなりません。

それから、なるべくお昼休みに帰れる日は帰り、一緒にご飯を食べ、

また職場に戻るようにしました。

けれども、それができない日もあります。

そこはお互い折り合いをつけながら。

 

その時に、思ったんですよ。

いつかわたしも退職して年金暮らしになったなら、同じようにひとりでご飯を

食べねばならない子のための食堂をしたいな、って。

子どもにお金を持たせるのはよくないから、親御さんにチケットを買ってもらって、

そのチケットでご飯を食べるというはどうだろうか。

でも、ここで食べたいけど、そのチケットを買ってもらえない、って子も

きっと出てくるだろうなあ。

そういう場合はどうしたらいいんやろ。

と、まだ何十年も先のことなのに、考え込んだりもしていました。

その内、子どもも育ち、ひとりでご飯がつらい年齢でもなくなりました。

そうこうしていると、世間に「子ども食堂」というものが登場しました。

似たようなことを考えている人がいたんだなあ、とうれしくなりましたね。

けれど、行政の補助を受けたり、寄付を募って、無料で提供する、

なんて発想は、わたしにはまったくなかったので、驚くやら感心するやらで。

やっぱり、たくさんの人が知恵を絞ると、いろんなよい案が生まれるんですね。

 

ちゃんとした食事をしていない子どもは、昔からいました。

でも、うまく手を差し伸べられなかったんですよね。

近所つき合いが減ってくる世の中の流れもあって、ますます孤立していたと

思います。

けれども、そういう世の中だからこそ、新しい流れも生まれてきて、

そこが素晴らしいなと思います。

もちろん、ベストなあり方というのは、確立されていないだろうし、

問題点もたくさんあるとは思いますが、どうか広まり、続いていってほしいな、

と願っています。