昨日、今日と春めいている京都です。
また寒さも戻るのでしょうけれど、ちょっと心が浮き立ちます。
占庭は遠方からのお客さまも多く、ありがたいなあといつも思っています。
昨日は、岡山からご一家と、大阪から。
今日は、東京、滋賀、兵庫からと、京都以外のところから、
たくさんいらしてくださっています。
遠くは北海道、沖縄、海外在住の日本人の方もおられました。
それはやっぱり、京都の強みということですね。
いくらなんでも、占庭で占いをするためだけに、遠方から来られることは、
ほとんどありません。
そう、ほとんど、と申しますのは、ごく稀に、そういうありがたーいお客さまも
いてくださるのです。
けどまあ、ふつうは、京都旅行のついでに立ち寄ってくださる、ということで。
「どこかで占いを」とネット検索で見つけてくださる方もあれば、
「京都へ行く機会があったら寄ってみよう思ってたの」
とおっしゃってくださる場合も。
占庭は交通の便がいいのと、大丸の隣という、わかりやすい目印があるので、
ご旅行でいらっしゃる方も、ここなら行けそう!と思っていただけるのかな。
ご旅行で来られた方には、占いの後、どこへ行かれるのか、
どこがよかったか、などを訊いてみます。
定番の観光名所よりも、意外な目的地、ということが多くて、おもしろいんですよ。
また、おいしいお店や、珍しいお店を教えてもらうこともよくあります。
わたしは京都在住ではないので、知らないことも多く、勉強になるんです。
こうして生きたデータを入手できるのは、とてもありがたいこと。
で、昨夜は岡山から来られた知人一家に嵐山の料亭を案内していただきました。
嵐山には何度か行ったことはあるのですが、阪急嵐山線に乗ったのは初めて。
のんびりした路線で、旅人気分をひととき味わえました。
嵐山は、観光に行こうと思うには近いし、フラっと行くには遠いし、
というところで、あまり足が向かないところでした。
えっともう何十年振りだったのかしら?と、早速、思い出せないくらいです。
その上、料亭なんて敷居の高いところでして。
ちょっと家族で夕飯に行こか!なんて、ありえませんしねぇ。
だいたい、どんなお店があるのかも知らないし。
ですので、お誘いいただいたこの折角の機会を逃してはならじ、と、
夫と一緒に行ってまいりました。
いやあ~日本料理というのは、芸術品だなあ、と思いましたね。
よくまあ、こんな手の込んだ細かい(めんどくさい)ことを!と感心しきりです。
ちんまりとしたお料理が、次から次へと、それはもうたくさんの種類のものが
運ばれてきまして、ひゃあ~、きれい~、おいしい~とうっとりです。
ああ、ほんとうに何という贅沢な時間だったでしょうか。
楽しい会話と、おいしいお料理で、しみじみしあわせを味わいました。
次は何年後になるかわかりませんが、たまの、たまーーーのこんな贅沢、
バチ当たらへんよね、と思えるいまの環境に感謝しなければ、ですね。