京都 四条高倉の占庭から

正論か ウソ泣きか

伸び始めると成長が早いアボカド。

もう20㎝以上に育ちまして、葉っぱも開いてきました。

そろそろ鉢に植えてもいいかしら。

どこまで育ってくれるかな、と楽しみです。

 

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先日、お客さまと話していて、それはアプローチの仕方が逆ですよ!

ということがありました。

何のアプローチかといいますと、相手に自分の意見を認めてもらうための

プレゼン方法です。

効果のある方法にするためには、自分のやり方を磨くよりも、

相手はどう訴えられると心に響くのかを知ることの方が重要です。

 

わかりやすいところで、

新婚旅行をどこにするかを決める場合、意見が食い違ったときにどうするか?

を例にとってみましょう。

 

夫の意見

 旅行にはあまりお金をかけずに、先々のために残しておきたい。

 国内の温泉宿でゆっくりしたい。

 

妻の意見

 一生に一度くらいちょっと贅沢してみたい。

 子どもがない今、大手を振って休めるこの機会に、長めの海外旅行。

 

とします。

どちらの気持ちもわかりますよね。

これ、夫と妻の意見が逆なカップルもあると思います。

案外、男性の方が、ロマンチストだったりしますしね。

 

最初は、お互いの意見を出し合って、譲れるところは譲り合う。

これは基本です。

でも、ここはどーしても、どーしても譲りたくないの!

という時には、相手を説得しなければなりません。

そのアプローチの仕方で、効果が違う、ということなのです。

この場合、相手の星を観まして、どんな頼まれ方に弱いのか?を探ります。

 誰でも、自分がこう言われたら納得せざるを得ないな、と思える方法で、

相手を説得しようとするものですが、そもそも意見が違う人に納得してもらうのに、

自分の感覚で臨んでいても、なかなかうまくいきません。

で、相手の納得ポイントはどこなのか?を見つけるわけです。

 

パターンは、ざっくり2パターンあります。

 

① 筋道の通った意見で腑に落ちる。

こちらは、相手意見の合理性に納得でき、そちらの方が正しい、と認めた場合。

 

② そんなにもそうしたいのなら、そうさせてあげよう。

こちらは、情に訴えられ、それに流された場合。

 

①の人に対して、泣き落としは通じません。

むしろ、泣いたり、拗ねたりされると鬱陶しがり、

ますます、自分の意見の真っ当さを確信してしまいます。

このタイプを翻意させるのは、もっと合理的で、

もっと正当であると思わせる意見をぶつけなければなりません。

ガンコというわけではないので、一旦納得すれば、実にあっさりと譲ってくれます。

そう。冷静に話し合い、正論で勝負!です。

 

逆に②の人に対しては、どんな理屈も通じません。

いかな正論であっても、そこに絶対性を見出さないタイプなのです。

それよりは、

「これはわたしの子どもの頃からの夢だったの。

 だからお願い!夢を叶えさせて!」

とうるうるされたりすると、

そうだったのか、一生に一度だもんな。叶えさせてあげなくちゃ、

という気持ちに傾いていきます。

 

まあ、これは非常に単純化した表現ですので、もちろんこのまんま

というわけではありませんが、こういった傾向は星を観ればわかるので、

せめて間違ったアプローチはしないよう気をつけてね、というお話をします。

ウソ泣きにうんざりする人もあれば、

正論よりもウソ泣きに心が動く人もあるんですよねぇ。

 

他にも、反対の意見を述べられるだけで、自分を否定されたと感じ、

意地になってしまう人への対策とか、

一旦決めたことでも、すぐに気が変わって、ふりだしに戻ってしまう人への

対策などのオプションもあります。

相手だけではなく、ご自身の気性も再確認することで、

おふたりの関係がより円満になり、家庭生活がより円滑になるよう、

占いがお手伝いできることもある、というわけなのです。

まだ見ぬ将来を知るためというよりは、こうして実際に「活用」できる部分の方が

占いの効用としては大きいんじゃないかな、とわたしは思っています。