京都 四条高倉の占庭から

清潔感のある人

梅雨台風がやってきていまして、そろそろ京都へ最接近でしょうか。

こんな天候の日にいらしてくださるお客さま。

なんともありがたく申し訳ない気持ちです。

 

 

先日来、清潔感についてつらつら考えていました。

清潔感を決めるのは「爪・髪・歯」である、というのはよく聞く話。

たしかにその三つが清潔かそうでないか、は大きなポイントでしょう。

ところがですね、爪も髪もキチンと整えてあり、歯ももちろん磨いてらしても、

なんとはなしに、清潔感を感じれらない人というのもおられませんか?

臭くも汚くもなく、身だしなみもちゃーんとしてはるのに、

ルーズさみたいなものがにじんでいるような人。

あれは、どういうことなんでしょうね。

 

占いでいうならば、生まれた日の星の特徴の中には、

いかにも清楚、という星の方もおられます。

ここでいう「清楚」というのは、見た目のことなんですね。

ですので、腹黒い清楚も、お尻の軽い清楚もアリなんですよ。

そこがおもしろいですよね。

受ける印象が清楚っぽい人、という意味なのです。

 

反対に、見た目はともかく、心根が純情そのもの、という星の人もおられます。

ものの見方が純粋で、まっすぐで、ひとを疑わない善意の人。

ああ、ええ人なんやなあ~と、思わずにいられない命式の方です。

 

占い師としましては、その上で人相・手相も併せ観て、命式に上乗せしていったり、

下方修正したりもして、お話しさせていただくわけですね。

この作業が楽しくもあり、難しくもあるのですが、かなり重要です。

というのも、誰もが持って生まれた命式のままに生きてはいないのです。

遺伝、生まれ育った環境、親御さんの教育方針、ご自身の努力や怠け心、

どんな人との出会いがあったのか、という先天的、後天的なものが相まって、

現在のその方が形づくられているのですものね。

その部分につきましては、人相・手相が教えてくれるところが大きいのです。

ですので、生年月日によるメール鑑定は、対面鑑定よりは、

当たり外れの巾が大きくなることは否めません。

タロット占いの場合も、会話をしながら、読んでいく方が、

ずっと的が絞れてくるので、やはり対面鑑定の方がよりよいかと思います。

 

それを重々知りつつ、わたし自身がジレンマを感じつつも、

メール鑑定を続けているのは、占庭に興味を持ってくださったけれど、

遠方で、もしくはその他の理由があり、お店までは行けないの、

という方にお応えする方法として残しておきたいからです。

もちろんメールではなく、お電話でもいいのですよ。

 

あ、話が逸れましたね。

清潔感についてに戻りましょう。

要は、命式を観て感じる清潔感と、人相・手相を観て感じる清潔感には、

違いがあるということです。

 

清潔感のある人は、第一印象がいいです。それはもう間違いなく。

ですので、先の、爪・髪・歯を基本として、整えておく、というのは、

社会人としては基本、ということですね。

見た目は大事ですから。

 

では、見た目ではなく、人物そのものから漂う清潔感を得るには

どうしたらよいのでしょう?

ベタすぎると思われるでしょうけれどもですね、

やっぱりそこはココロのキレイさではないかしら。

 

へっ、何、それ? 抽象的~~~~ と思われましたよね?

オチとしてはパンチに欠けますよね。うん。

 

でもね、読んで字のごとく、清潔は、清く潔いということなのだと思うんですよ。

そこを見極めたり、感じることができるかどうか、っていうのも、

こちら側のココロの持ちようを試されるような気がします。

見た目もそうですけれど、できれば中身も清潔感のあるひとでありたいな、

と思うわけですが、生きる上で、清潔感はそれほど優先されるものでは

ないのかもしれません。

もっと現実的で、もっと直截的なものが優先されるのでしょう。

だからこそ、その優先順位そのものからも、清潔感がかもしだされる、

ということもあるのかもしれないですね。