京都 四条高倉の占庭から

同じ生年月日だと同じ運命になるの?

今日は三連休初日というよりかは、京都は祇園祭の宵々山ということで、

朝から大変な人出です。

予想最高気温は36℃だそうで、雨でないのはよいことですが、

熱中症に注意が必要です。

まだ体が暑さに慣れてないところですし。

 

さて、明後日、月曜日の海の日は、神戸のbearhoff さんでの、おでかけ鑑定の日。

こちらの予想最高気温は31℃と、ちょっとは控えめな感じですが、

暑い中おいでくださるみなさま、どうぞお気をつけていらしてください。

 

4月の終わりごろに、クラウドファンディングのリターンについて書いていたのを

覚えてくださっている方もおられますでしょうか。

先日、タロットリーディング会を開きましたイベントスペース「緑と星」さんの

立ち上げ時のクラウドファンディングのリターンに、

占庭の占いも加えてもらっていたのでした。

こちらは、3,000円の支援に対して、占庭での占い30分をリターンしますよ、

というもの。

折角の機会なので、普段はしていないサービスもしてみましょうということで、

15分ずつお二人分で30分でもOKという枠も設けました。

その占いのリターンの期日は、今年中に、とゆったり設定しています。

 

で、5月から少しずつ、いらしてくださっています。

たくさんあったリターンの中から占いを選ばれたのだから、

きっと占い好きな方なのだろうと思いきや、その逆で。

「占いは初めてなんです」という方のほうが多いんですよ。

おもしろいですね。

 

先日は、支援された「パトロン」さんから占いをプレゼントされた方が

おふたりでお見えになりました。

このおふたり、お友だち同士なのですが、生年月日がまったく同じ。

そう。同じ日にお生まれになった方なのでした。

 

生年月日を元にした占いは、同じ生年月日であれば結果はまったく同じ、

ということになり、

それじゃあ、運命もまったく同じってこと?

と思われがちですが、そんなことはありません。

世の中にたくさんおられる、双子さんは、同じ日に同じ場所で同じ両親から

生まれてらっしゃるけれども、同じ運命を生きるということはありませんものね。

それはもうみなさん、ご存知のことで。

 

生まれた日の星の影響はほぼ3割と言われています。

生年月日をもとに、命式と呼ばれる運勢表のようなものを作成するのですが、

そこから読み取れるものの3割程度が、その方の運命に表れるということ。

ですので、Aさんに表れる3割の部分と、Bさんに表れる3割の部分は、

それぞれ違います。

もちろん、重なる部分もありつつ、そうでない部分もたくさんある、

ということですね。

では、残りの7割ほどは何に影響されるのか、といいますと、

遺伝・環境・教育・しつけ・どんな人と出会ったか・努力したか怠けたかの他、

占い的には、家相・墓相・人相・手相なども加わるとされています。

同じ生年月日であっても、運命が全然違うのは当然だと、

おわかりいただけると思います。

 

このように生年月日がまったく同じおふたりを同時に観る、

という機会はあまりないので、占い師として、とても興味深く楽しい時間でした。

おふたりの命式で特徴的だったのは、実家・婚家、どちらの親御さんの面倒見も

かかってきやすいということ。

たとえ旦那さんが次男、三男であっても、その役割を担うことになるだろう、

という星がついていました。

お墓のお世話もあるけれど、その分、ご先祖さんからの加護も受けてらっしゃる。

こういう方は、事故や大病に遭ったとしても、奇跡的に救われることも多いのです。

今回のお二方も、まさにそんな運命をたどっておられました。

不思議なことに、手相も少し似てらして。

 

それ以外にも、特殊な意味のある星があって、

40~47歳の間に、ガラっと生活や生き方が変化するかも、

というのをお持ちだったんですね。

これは、本当に出方が人それぞれなので、どういう出方をされたのか、

もしくは、影響がなかったのか、をお聴きしたかったのです。

そうしましたら、どちらの方も、その時期旦那さんが単身赴任されていた、

ということが判明しまして、一同、えええ~~~~~! でした。

それで、一時、生活がガラリと変化していたということで。

そんな偶然があるんだなあ、とわたしもびっくりな事例でありました。

 

というわけで、リターンのお二人同時占いで、

とても興味深いお話を聴くことができ、わたしにとってはよい勉強になり、

また、おふたりがとても素敵な方で、楽しい時間を過ごさせていただき、

一石何鳥にもなったのです。

このプレゼント占いがなければ、お会いすることはなかったかもしれません。

ご縁というのは、ホントに不思議なものだなあ、

とまたしても思ってしまうのでした。