京都 四条高倉の占庭から

GEAR と はふう

昨日は電車がずいぶん空いたなー って感じで、

今日は道、ガラガラやん、ということで、京都の観光シーズンは一段落しました。

(一段落をひとだんらくと言う人がおられますが、いちだんらくが正解ですよ)

 

街路樹もどんどん葉を落としていってますね。

遠くへ目をやった時、あー あんなところにイチョウの巨木があったのね、

という発見のある季節も終盤。

イチョウの木の下は、黄色のじゅうたん状態になっています。

 

個人的に、ものすごーくつらかった時期が、ちょうどこの時季で。

あの時も、空は高く青く澄んで、イチョウは胸に沁み入るような黄色だったなあ。

と毎年、思い出してしまいます。

わたしは生きていたくないほど悲しくてつらいというのに、

季節はそんことお構いなしで進むし、空もイチョウも鮮やかに美しい。

このまま冬まで泣き暮らすわけにはいかないよなあ、

とだんだん思えるようにもなっていったのでした。

 

それから幾星霜。

その時には思いもしなかった土地に暮らし、京都で占い師になろうとは。

人生っちゅうのは、ほんとにわからないもんですね。

あの頃のわたしに言うて聞かせてやりたいくらいです。

やっぱり生きていないと、ってことですねぇ。

 

ここ数か月、しばらくエンタメから遠ざかっていたのですが、

12月は私的エンタメ月間で、小劇場に数度、足を運ぶ予定です。

こういうのって、なぜか時期が重なるんですよねぇ。

 

で、まず、そのひとつ目、京都・三条御幸町のGEARへ行ってきました。

ずっと前から、一度行ってみなくっちゃと思っていて、やっと。

”ノンバーバル(言葉に頼らない)パフォーマンス” と銘打ったこちら、

いったいどんなステージなのか、予備知識はまったく仕入れずに観たのですが、

非常に楽しかったです!

小さな専用劇場ならではの魅力がいっぱい。

マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリング、ドール(女性パフォーマー

の5つの演目を取り入れた物語が、セリフなしで繰り広げられます。

登場人物も5人だけ。

それで飽きさせることなく、1時間半のステージを走り抜けるのです。

若いパフォーマーのみなさんの一所懸命さと、サービス精神が、

びっしびし伝わってきます。

ライブはこうでなくっちゃね。

 

老若男女、誰もがわかって、みんな同じように楽しめるエンターテイメントって

なかなかないですよね。

GEARはまさにそれを実現したステージでした。

ネタバレになってはいけないので、詳しくは申しませんが、

実に素晴らしい内容、仕掛け、構成になっていて、オススメです。

 

www.gear.ac

(チケットは直接、劇場に電話してみるのが取りやすいようでした)

 

このチケットは夫が取ってくれたので、じゃあランチはわたしがご馳走しよう、

と、こちらも以前から、一度行ってみたいと思っていた「はふう」さんへ。

とてもディナーへ行けるお店ではないんですが、

わたしたちにしては、ランチでもかなりの奮発モードです。

 

周到に朝ごはんを早めに食べておいてですね、開店の11時半前に待機。

とにかく待つのが苦手なので、そのための段取りはバッチリです。

店先に出してあるランチメニューを見ながら、悩む悩む。

初回はやはり人気メニューから攻めねばなるまい。

ということで、夫はステーキ丼、わたしはビフカツにしました。

飲食店で食べ物の写真を撮るなんてこと、実はめったにしないんですが、

これは撮られずにはいられへんわ、、、、とパシャリ。

 

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絶妙な火の通り具合。すばらしー

お味噌汁もアツアツで、サラダもたっぷり。

小鉢の切り干し大根も、ひと味凝っていました。

ということで、こちらもオススメです。

hafuu.com

 

と、本日のブログは京都プチ観光案内でした。