京都 四条高倉の占庭から

8月の臨時休業と子ども電話相談

遅い梅雨明けとともに、強烈な真夏がやってきまして、

いつの間にか8月に入っていたんですねぇ。

なんか今年は実際の月日と体感がマッチしてないというか、

フィットしてないというか、なんかそのズレが解消されないまま、

飛ぶように日々が過ぎているように感じます。

いや、それは季節に心身が追いついてないだけなのかもしれませんけどね。

えっと、これは老化、ってやつですか?

 

ということで、ブログの更新もますます滞りがちになっておりましてすみません。

しかし、この暑さの中、占庭は忙しくさせていただいておりまして、

まことにありがとうございます。

ここ数年、夏休みは取っていなかったのですが、

今年は久し振りにちょっとだけ涼しいところへ旅して来ようと思っています。

8月は、18(日)・24(土)・25(日)を臨時休業させていただきます。

ただでさえ週4日しか営業していないので、休んでばっかりやん、

と思われるかもしれませんが、どうかお許しください。

 

先日、運転中にラジオから「夏休み子ども科学電話相談」が流れてきました。

昔やっていた「全国こども電話相談室」ファンだったワタクシ、

前のめりに聴き入ってしまいました。

 

あの質問に答える先生というのは、大変ですね。

子どもの予想外な角度から繰り出される質問に向き合うのは、

まあ、専門家としては望むところかもしれませんが、

子どもってのは予定調和なんて概念はないですから、

一生懸命に語り掛け、コミュニケーションを取ろうと図る先生に対し、

とても自由なスタンスで対応するんですよねぇ。

しばらく無言、なんていう、

 これラジオだから!!

と聴いている方がハラハラする、関係者の方々は冷や汗が流れてるんちゃう?

なんて局面も多々あります。

質問に的確に答えるよりも、音声だけの初対面の子どもとやり取りをする、

そして、大人も子どもも納得できるまとめまで達する、っていうのが、

大変難しいだろうなあ、と思いました。

まあ、その苦労なさっているさまを見守るというか、聴き守る(?)のも、

この手の番組のおもしろさのひとつなのかもしれませんけれどね。

専門の先生方が、子どもの質問に嬉々としてお答えになってるのも、

なんだか聴いていて微笑ましいような、楽しい気持ちにもなります。

 

で、聴いていましたらね、質問された先生は、科学的な根拠のある内容と、

ご自身の考えを併せて、質問者に誠意を尽くして答えてらっしゃいました。

子どもにもよくわかるように、正しい説を納得してもらえるように。

それはもう丁寧にアプローチして、正解へと導こうとされていたんですよ。

しかしながらですね、空気を読むなんてことは、子どもにとっちゃ邪道です。

先生が持てる球はすべて投げたあたりで、もういいだろうと、

「〇〇くんはどう思ったかな?」

と問いかけたその答えが、

 ねぇ、いまの話、聞いてた? 

って言いたくなるような返事、という場合もあるわけです。

たまたまわたしが聞いてた時が、まさにそれで、

ありゃりゃ~~~ それはないやろ~ あんなに説明してくれてはったやん~ 

と思った瞬間、その先生が、発した言葉が、

「えっ、マジですか、、、」

だったので、運転しながら笑ってしまいました。

お気持ち、お察しいたしますとも、と。

 

けれども、どのお子さんたちも、みなさん回答を得た後は、元気よく、

「ありがとうございました!」とさわやかに電話を切られます。

先生のほうは、スッキリした気持ちになれない場合もあるやろなあ。

これは大変なお仕事だなあ、と思った次第です。

ぜひ来年も続けていただきたいです。