お盆休みが明け、日常へ戻った方も多いのではないでしょうか。
お子さんがおられる人は、夏休みもあと少しという方と、
もう新学期が始まってやれやれという方があるようですね。
占庭はお盆休みはないのですが、先週末は、同級生の小さな集まりがあり、
それに参加方々、弾丸帰省してきました。
お盆休み後半だったので、高速道路もスイスイ快適だったのですが、
暑さにやられてしまって、なんだかクタクタになってしまいました。
体力が衰えているのでしょう。やっぱり年齢には抗えませんねぇ。
暑さを甘く見たらあかんなと身に染みました。
今週末も車で、もっと遠方へ出掛ける予定なので、
保冷剤なども持参しようと思っています。
ということで、24(土)25(日)は、連休いたします。すみません!
さて、
占いに来られる方というは、
迷いや悩みがあり、苦しくてたまらない、という方が多いです。
そんなん当たり前やん、と思われるかもしれませんが、
そういう方ばかりでもないんですよ。
特に切羽詰まった悩みはないけれど、占庭に行って、
「自分の考えや思いを話してみるのが目的」という方も、
実は少なからずおられます。
他人に話すっていうことは、自分の考えをわかってもらえるよう言語化する、
ということであり、要点や、強調したい点はどこか?
などを整理する必要があります。
そこで、話す相手は誰がよいか? となるわけですが、
自分をよく知る友だちとか、上司とか、家族がよい場合もありますが、
利害関係のない、まったくの他人のほうがよいことも多いのです。
なおかつ、そこそこ自分を客観的に理解してくれている人であれば、
自身を冷静に見つめ直すことができ、自分も含めて客観視することができる、
というメリットもあります。
そこで馴染みの占い師の登場です(笑)
占い師は、話を聴いた上で、その時々の運気の流れを重ねたり、
カードを引いたりして、まったく違う角度からのアプローチもプラスするので、
占い師と話してみる、というのは、それなりの意味があるのかなと思っています。
というか、リピーターさんは、ほぼみなさん、そんな感じなので、
たぶんそうなのでしょう。
たまに、占いはほとんどしなくて、話すだけ話して、見料支払ってお帰りになる、
なんて方もおられるくらいです。
占いのリピーターさんとか、ヘビーユーザとかいうと、
依存してるんじゃないかとか、自分で決められなくなっているんじゃないの、とか、
思われるかもしれませんが、逆なんですよね。
自分で決めるために、占いも利用し、占い師とも話してみるんです。
その過程で、ご自身の意思が確認できたり、違う視点を得られたりするわけで。
その間、わたしはというと、的確なアドバイスをしなければ、
なんて全然思ってないし、むしろなるべくそれをしないよう心掛けています。
占い師がアドバイスをするなんて、おこがましいし、
そういうのって結局は占い師のアドバイスではなく、
わたし個人の考えのアドバイスをしてしまう、という危険を伴っています。
それはちょっと出しゃばりすぎ。
じゃあ、何を話すのかというと、質問です。
「それって、こうしたいと思っているということ?」
「どこが一番耐えられないポイント?」
「そのなかで優先したいことは何?」
ということを尋ねていくのですが、それも答えを見つけるためというよりは、
わたし自身がお話を聴いていて疑問に思ったことや、
曖昧でよくわからない部分をそのまま尋ねているだけのことなんです。
そうすると、ゲストの方は、そこで自分にもう一度問いかけ、
返答を提供しようとされる。
こんな作業をまさか占いのお店でやっているとは、知らない人も多いだろうな、
と思います。
未来を予言するのでもなく、心理カウンセリングでもなく、
自分で答えや方向性を見出すための、ひとつのツールとしての占いもある、
ということを知っていただけるとうれしいです。
霊視力や霊感のないわたしが占い師をやっていくためには、
占いの知識とそれを生かすための知恵を積み上げること、そして、
よい質問をする力を養うための努力を怠ってはいけない、っていうことなんですね。
そう書くと、なんか修行みたいでつらそうですけれど、そんなことはないですよ。
いろんなお話が聴ける占い師という仕事はほんとうにたのしいですし、
こんないい職業はほかにないだろうと思っているくらいです。
(あくまでも、わたしにとっては、ということですけれどね)
あ、それと占い師になりたいという方、結構おられるんですけれど、
生活が成り立つほどの収入を得ようとすると、それは並大抵ではありません。
だいたい、儲かる職業ではないんですよ。
どんな仕事でもそうですが、ラクして稼げるってことはないですね。
たのしいなあ、だけで、お金がジャンジャン入ってくるなんて話、
あったら、怪しまねばなりませんものね。そこは占い師も同様です。