京都 四条高倉の占庭から

スピッツ「ありがとさん」

京都もそろそろ紅葉シーズンに入ってきまして、

観光に来られる方も、ぐっと増えてきている模様です。

電車も週末は増便されていますしね。

占庭でも今日、遠方からのお客さまがありました。

いろんなところで発信されていますが、観光シーズンの京都は、

バスがなかなか動きません。

降りて歩いたほうがずっと速いやん、ってことも多いです。

縦横の移動は、できるだけ地下鉄を利用されるといいですね。

お天気がよければ、レンタサイクルもぜひ。

 

最近、スピッツの新しいアルバム「見っけ」を繰り返し聴いています。

スピッツの音楽は好きで、長年聴いていますが、ライブには1回しか行ってなくて。

なかなかチケットも取れませんしねー

 

先日、NHKの「SONGS」に出演されてるのを見てて、へぇ~ と思ったのが、

草野くんが(いつも草野くんって勝手に呼んでるので、くん、で。すみません)

「音楽がやりたいんじゃなく、バンドをやりたかった」というくだり。

だから、ソロでやるとか、バンドを解散するとか、考えたことがない、

という話でした。

 

今年の夏、車山高原から軽井沢、那須と車で旅行した時に、

スピッツのアルバムをたくさん聴きながら走りました。

毎回、どこかへ遠出する際は「今回はコレ」とミュージシャンを絞って

CDを持ち込みます。

そう。我が家では、まだ音楽はダウロードするものではなく、CDなんです。

で、今回はスピッツ特集だったんですね。

まあ、贔屓だからというのもありますけど、スピッツは名盤がたくさんあります。

その中でも、わたしがやっぱりこれが一番好きだなあ、と思ったのは、

「三日月ロック」でした。

スピッツは、ポップスみたいなイメージを持っている人あるかもしれませんが、

ロックバンドなんですよ。

わたしも元々ロック好きっていうところもありまして、

ロックテイストの強いものに惹かれてしまうのかもしれませんが、

「三日月ロック」は数年ぶりに聴いても、「ああ、懐かしい」にならないんです。

何度聴いても、常に「いま」ゴキゲンに聴けるアルバムなのです。

 

それで、今回の「見っけ」ですが、期待を裏切らない、わたしの思う、

「好きなスピッツ」がそこにあって、うれしいです。

この中の「ありがとさん」という曲がとても好き。

恋愛のせつなさと、はかなさが、甘すぎず、リアルに迫ってきます。

”きみと過ごした日々は やや短いかもしれないが” や

”いつか常識的な形を失ったら” なんて歌詞がいいです。

やや短いかもしれないが なんて、ふつうはラブソングに採用しないだろうし、

常識的な形 って何? なんて思った次に意外な種明かしがあり、

ふふ って、微笑んでしまいます。

なんかスピッツらしいな、ってうれしくなるんですね。

 

さりげないけど、上質な恋愛マンガを一篇読んだような気持ちになる曲です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=I24azAvtwu8