京都 四条高倉の占庭から

どうでもいい話です

今日のブログは、ホントにくだらない内容です。すみません。

でも書かずにいられないのは、すごい衝撃を受けたから。

 

それはお正月のことでした。

久し振りに妹の家に泊まりました。

翌朝、洗面所へ行くと、洗濯機のフタが空いていて、

ピカピカに光る洗濯槽の底に、取り外した部品が転がっていたのです。

 

 これは何?

 あ、柔軟剤を入れておくところかあ~

 え、これって取り外せるの?

 へぇ~ 知らんかったわ~

 ウチのも取り外せるんかしら。

 いっぺんも外してみたことないやん。

 つけたままで、歯ブラシでこすったりしただけやわ。

 もしかして、めっちゃカビてたりして。ひーーー

 

これはもう家に帰ったら、すぐに外して掃除しよう、と思いました。

 

元々、わたしは掃除好きではありません。

日常の掃除は、かなりテキトーです。

自分の「汚れてるな」センサーがゆるさないところをやっていればOKで、

毎日、必ず掃除機をひと通りかけずにはいられない、

というような潔癖なところは、全然ありません。

 

が、そのくせ大掃除がキライじゃないように、

「汚れきっていたものが、みるみるキレイになっていく」

という、明らかに自分の労力が報われることが実感できる掃除は好きなのです。

ですので、分解掃除とかは、大好き。

お風呂の排水口なんかも、分解できるとこまで深追いしてバラバラにし、

気が済むまで洗いたい。

なんならネジはずしてでも洗いたい、みたいなところがあります。

そのわたくしが、取り外せることに気づかなかった。

オーマイガッ! です。

 

で、早速やってみて、驚愕しました。

まさかここまでえらいことになっていようとは。

カビなんてもんじゃないんですよ。

カベができていました(笑)

 

柔軟剤入れと、洗濯槽の側壁との隙間に、柔軟剤の濃縮壁が築かれていたんです。

ギリシャヨーグルトをもっと濃くしたような、ゲルのような樹脂っぽいような感じ。

なんと、ぺら~んと剥がすことができました。

厚みのある立派なスライスチーズ状のナニモノカが発掘されたのです。

柔軟剤が腐ったり、発酵したりしているわけではないので、臭くはありません。

ただ、柔軟剤がミックスされ、微妙にいい感じの匂いがしました。

嗅いだことがあるような、、、いや、ないやろ! というような。

 

微妙ないい香りの壁にショックを隠せなかったわたくしですが、

それでも、剥がし切れなかった壁の残骸をハブラシでこそげ取り、

柔軟剤入れの投入口から内側へも歯ブラシをあらゆる角度から入れ込んで、

取れるだけの汚れとカビを取り除きました。

 

ああ、なんという清々しさでしょうか。

と同時に、あの壁を育て続けていた十数年の無知に思いを馳せました。

知らないって、気づかないって、こういうことなのね、と。

 

このくだらないブログをここまで読んでくださった方の中にも、

知らなかった!!

という方がきっとおられると思います。

いますぐ洗濯機に走るのです。

そして取り外してみるのです。

さあ。