京都 四条高倉の占庭から

マイナス探しをしていませんか?

何かの決断をしようとするとき、そこにしがらみがあると悩みますよねぇ。

迷って、悩んで、困って。

特に、人間関係を切るときとか、仕事を辞めるときなど。

切るため、別れるため、辞めるため、など、そっちの決断をしたいとき、

だれもがするのは、マイナス探しです。

相手の人、環境、条件など、

 ここがこんなにダメ!

 もうサイテー!

 あんな目に遭った!

と、悪いことを数えあげて、

 それだから、こっちを選ぶのが真っ当。

と思う助けにしようとするわけです。

誰かに相談するときも、そこを強調します。

相談相手にも同調して欲しいので、超強調してしまう。

そうして援護射撃してもらって、決断しようとするんです。

 

そして、ほぼ決断しかかると、今度は、

 そんなに悪いことばっかりでもなかったよね・・・・

と思い始めて、振り出しに戻ってしまう。

 

これね、だれでも経験があるんじゃないでしょうか。

マイナス探しは、誰かを不当に貶めている場合も多いので、

いくらこころの中だけのことであっても、あまりお勧めできません。

自分自身も結構、傷ついてるんですよ。それは。

 

あれもこれもいっぺんに考えるからややこしくなるんです。

そういうときにお勧めの方法があります。

たとえば、仕事を辞めるかどうか迷っている場合。

辞めたほうが良い点と悪い点をそれぞれ箇条書きにしてみます。

そして、それぞれに5点満点でどれくらいの良さであるか、悪さであるか、

をなるべく客観的に考えて、点数をつけていきます。

最後にトータルしてみれば、ひとまず、どちらかに軍配が上ります。

 

それだけで決められたら苦労はしません。

次に、それぞれの優先順位をつけていきます。

良い点のもっとも良いもの、悪い点のもっとも避けたいもの。

どちらが自分にとって、重要なのか、

をこちらもなるべく客観的に考えます。

 

だれかに訴えるためではなく、自分で考えるために、

と思ってやってみてください。

そこまでやってみて、それから感情を乗せてみはったらいいと思います。

堂々巡りのマイナス探しを繰り返すのは不毛だし、くたびれます。

くたびれてしまったら、ものは試し。

ちょっとやってみてください。