京都 四条高倉の占庭から

ものわかりのいい病院

昨日、金曜日は占庭の定休日でして、午前中はみっちりヨーガ、

午後からはヘナ染めをしておりました。

ヘナというのは植物性の染料で、髪を染めるというか、

コーティングするっていう感じですかね。

ヘナをネット購入すると、送られてくる箱には、

「ハーブパウダー」

と書かれていて、何ら怪しいものではないにもかかわらず、

えっ、、、、!と一瞬、うしろめたく感じるのがおかしいです。

 

このヘナ染め、以前、一度友だちからもらってやってみた時に、

そのあまりの「牧草」臭に耐えられず、一回で断念したのですが、

タロットの生徒さんに、ものすごくきれいな髪色の方が来られまして。

「それはマニキュアですか?」と訊ねましたら、ヘナである、と。

ほ~~~~~、ヘナですか!ヘナでそんなに美しくなりますかっ!

良いと思うものはとにかくなんでもやってみるわたしは、

すぐに同じものを試してみたのでした。

すると、以前心が折れてしまうほどであった牧草臭もそれほどではなく、

大丈夫!これなら大丈夫!(半泣き)

とリピしている次第です。

それでも、弱いなりに牧草臭はあるので、染めている間も、

洗い流した後も、牧草、牧草、牧草、、、、と思ってはいます。

 

で、そんな牧草臭を漂わせながら、夜は観劇に行ってきました。

かのうとおっさん「ものわかりのいい病院」@大阪市立芸術創造館です。

かのうとおっさんというのは、華奢で純で美しいかのうさんと、

年齢の割に頭部の風通し抜群の有北くんのユニットです。

有北くんと、友だちのように呼んでしまうのは、

初めてこのふたりを見たときの演目が「教えて!セクシー先生」で、

 かのうさん・・・・白衣の学校の養護の先生

 有北さん・・・・生徒

だったもんで、学生服に不似合いなおでこの広さの「有北くん」で、

脳にインプットされてしまいました。

全然セクシーじゃない、棒読みのかのうさんのぎこちなさが、

なんかクセになるんですよねぇ。

 

で、昨夜の「ものわかりのいい病院」の内容はと申しますと、

 

 ―僕らにつける薬はありますか?

 生駒山の麓、東大阪市にあるトランス記念病院。

 この病院では盲腸も治らないという。

 うすら笑いの外科医、処方を間違える薬剤師、ホストに入れあげるナース・・・。

 そこへ現れたバラが似合う青年。

 「僕の記憶を戻して・・・脳のどこかにあるはずなんだ・・・」

 院長はそっと彼の腕に謎の注射を刺した・・・。

 

とサイトには書かれてますが、記憶を失くした青年は、筋書きとはほぼ関係なく、

病院長一家、看護師長、個性豊かな医師たちと、ナースたちの人間関係というか、

ドタバタです。

あちこちにちりばめられたどうでもいい小ネタが、とてもおもしろい。

そういう、ぷっ!という笑いが大好きなので、

かのうとおっさんが好きなんですよねぇ。

かのうさんも、有北くんも魅力があるし。

芝居に、思想や哲学や感動を求める人には向かない種類の演劇ですが、

コント好きなわたしには、ピッタリ。

とても楽しんできました。

一番ツボだったのは、

「これはマクドのクーポンじゃないか!」

と、

「『ぱど』では扱い切れない・・・・」

でした。

さっぱりわかりませんよね。すみません。

公演は月曜までなので、興味がおありの方は確かめていらしてください。

きっと大笑いしながら、これかあ~~~~と思っていただけると思います。