今日も占いのお話をしましょう。
どんな仕事に向いているか?という問いには、命式のここを観ればよい、
というのがあって、お答えするのは実はとても簡単なのです。
こういう職種、こういう働き方がいいですよ、と明快にお話しできます。
けれど、この仕事に向いてはいても、先々つらくなるかもなあ、とか、
晩年のことを考えると、中年期に、仕事以外で準備をしておいたほうがよさそう、
とか、もっと広い目で適職を観る、というのも重要かなと思っています。
たとえば、
営業に向いているのだけれど、中年期には貴族の星がめぐってきて、
数字や利潤優先で働くのはつらくなってくるかも・・・・
というような場合など。
貴族っていうのは、労働はせず、鞠蹴ったり、歌を詠んだり、
雅に暮らしている人たちです。
好きなことは、楽しむ、学ぶ、教える、ボランティア。
「1円でも多く儲けを取ってこい!」みたいな世界は合わないわけです。
「顧客最優先」の営業ならもちろんOKですが、
ホントに最優先してたら会社は成り立ちません。
向いてるけど、しんどくなるかもなあ、というのは、そういう意味なんですね。
30歳くらいまでに向いてる仕事と、中年期に向いてる仕事が違う場合もあり、
老年期に入ってから、大活躍しそうな星の方には、
その基礎をそれまでに培っておいていただきたいですし、
適職も長期スパンで見ると、一面的ではなくなってくるわけです。
天冲殺の年、月に生まれた人や、先祖から何某かを被ってしまっておられる方は、
持って生まれた星がイレギュラーな働きをしたり、
ご自身では抗いようのない部分をお持ちだったりで、
お仕事に関しても、一筋縄ではいかない場合も多々あります。
ええ、ややこしいです。
けど、もうそういう星の下に生まれた以上、
ある程度はあきらめざるを得ません。
そういうわたしも天冲殺に生まれています。ははは。
「適職」というのは、ご自身の能力を活かしやすく、
評価されやすいだろうと思われる職、ということだと思うんです。
そう考えれば、何も適職に就かなくても問題ないかなあとも思えますよね。
それに、お仕事だけに限りませんが、ご縁のあったところで働く。
そこで誠意を尽くす、という生き方も悪くないと思いますよ。
仕事に何を求めるのかも、個々それぞれです。
自分は働くことに、何を一番優先したいのか?
まずそこをよくよくお考えいただいて、それでも迷ったら、適職をお訊ねください。
詳しくお話しいたしましょう。