梅雨が明け、この季節のお楽しみ、ツール・ド・フランスも終盤です。
今年は波乱あり、珍事ありの大会でした。
毎年、最終日、凱旋門を周回するセレモニーランを見ると、
なんかジーンとするんですよ。
全力を尽くして戦い終えた選手たちの姿のカッコイイことね。
さあて、お子さんたちはいよいよ夏休みですね。
我が家のすぐそばに市民プールがあるのですが、週末は大賑わいでした。
祇園祭の宵山でも思ったんですが、子ども連れはホント大変。引率者が。
特に夏は体力勝負ですよね。
親御さんも体調に気をつけて、お子さんと夏を乗り切ってください。
かく言うワタクシ、アウトドアが大の苦手です。
若い頃、職場の独身者グループで、毎年夏キャンプがありまして。
わたしが所属していた課は独身男性10に対して女性1くらいの割合で、
選び放題ですやん!と羨ましがられる部署ではあったんです。
それなら、夏キャンプなんて、ワクドキじゃん!
と思われるかもしれませんが、全然。
憂鬱でねぇ。
女子が少ないということは、不参加が許されない、ということでもあって、
キャンプなんて仕事でもイヤっ!というわたしにとって、
苦行でしかありませんでした。
まず、海へ行くか、山へ行くかで、モメます。
まあ、独身男性は海へ行きたい派多数というのは世の常で。
ところが、整備されたキャンプ場というのは、山の方が多いんですね。
しかも、山の方が朝晩涼しいし、食事の準備も比較的ラクなんです。
海で泳げるのは気持ちがいいけれど、その後がベタベタするし、
砂でザラザラもするのは気持ちが悪い。
毎年、意見が割れ、じゃあ、去年海だったし、今年は山にするか、
みたいな決着になるわけです。
いずれにしても、お風呂もない、水洗トイレもない、冷蔵庫もない、
というところで、やぶ蚊やアリに悩まされて眠れないキャンプ。
ああ、何が悲しくて参加せねばならないのか・・・・
と打ちひしがれてしまうわたしは、つくづくアウトドア向きではない、
ってことでねぇ。
寿退職したときには、これでもうキャンプに行かなくて済む!
と思ったくらいでした。
それから10年ほど後、自分の子どもが成長するに従って、
プールも海もキャンプも行きたがるようになってきます。
あえてそういう話題を避けていても、夏になれば必ずや忍び込んでくるワード。
わたしは自分が好きでもないことを子どものためだから! とムリする、
っていうことは、ほとんどやりませんでした。
プールは、家から徒歩圏内の市営プールへひとりで行かせます。
海は、近所の人や、友だちや妹が行くときに、一緒に連れて行ってもらいます。
キャンプに行きたいのならば、自治体の夏休み企画で子どもだけで参加できるような
イベントに行ってきていいよ~ と勧めます。
親がイヤイヤ同行するよりか、その方がマシなんじゃないかと思って。
ただ、子ども会のキャンプはそういうわけにはいきません。
親子参加が鉄則です。
が、こちらは近所の公園や、学校を使わせてもらえたので、
暑くて難儀なこと以外は、水問題もトイレ問題もクリアでき、快適でした。
母子家庭で、ひとりっ子だった息子は、大勢で花火をしたり、
スイカ割りをしたり、なんて体験をしたことがないので、
それはそれは楽しそうでした。
わたしも、夜に近所の親御さんたちとビールなんか飲みながら、
子どものこと、学校のことなどの話もできて、思いのほか楽しかったんですよねー
ええ。
イヤだイヤだと思っていたけど、これは参加してよかったです。母子ともども。
もちろん、いまでもアウトドアは苦手ですが、
やってみればそこに楽しさや、おもしろさもあるんだろうなあ、ということは、
理解できるようにもなりました。
これから、8月末までの夏休み。
子どものためだから!とあんまり気負い過ぎず、お互いに折り合いをつけながら、
だましだまし乗り切っていかれたらよいのではないかと思います。
長丁場、大変だとは思いますが、始まりがあれば、終わりも必ず来ますのでね。
ムリしすぎずに、夏を楽しんでいきましょう。