京都 四条高倉の占庭から

ギリ展

イオンモール京都桂川店で開催中のギリ展に行ってきました。

 

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ラーメンズファンなので、ギリジンこと片桐仁が、

粘土っぽい彫刻を作っているのは知っていて、

いつかホンモノを見てみたいものだなあ~と思っていました。

それがなんと京都で展覧会がある!というので、楽しみにしてたんですよ~

いやあ、楽しかったわーーーー!

めっちゃ展示数が多くて、たっぷり楽しめました。

500円で大、大満足です!

 

大胆で、繊細で、シャレが効いてて、クオリティが非常に高い。

奇想だけでなく、造形の巧みさにため息が漏れます。

それでいて、ぷっと笑わせてくれるんですよねぇ。

すばらしー

何が素晴らしいって、一見おどろおどろしい作品であっても、

暗さと怖さがないんです。

もちろんエグさはあるんですけど、下品に堕ちないんですね。

どんなこけおどしも、笑って昇華される、みたいな。

なんらかの負の成分が微塵も感じられない。

これはやっぱり、作者の魂が清らだからじゃないかなあ。

 

しかし、こんなバカバカしい、まったく役に立たないことに、

(というか、役に立つものを役に立たなくさせてるようなもんだけど)

ここまでの熱意と労力を費やす精神が、たまらん好き。

ああ、ラーメンズファンで、ギリジンファンでよかった、

と思いました。

 

基本的に会場は撮影禁止なのですが、いくつかは撮影可で。

またしても慣れないスマホで撮ってはみたんですが、

やっぱり実際に見てみないと、あのトクベツ感は伝わらないなあ、と。

だいたい、写真では、元は一体何だったのかがわからないでしょう。

カスタネット、ホッチキス、けん玉、ヘルメット、ミキサー、

炊飯器、メガネ、便器、ゲーム機、携帯電話、スマホバイオリン、

サンバイザー、笛、ムチ、傘、シャワーヘッド、などなどなど、

それはもうありとあらゆるものが、ゴテゴテに盛られて、

とんでもないオブジェに変身しているんですよ。

 

こういう一見マトモそうなものから、

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こういう腰くだけのものまで。

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これはアコーディオンなんですけどね。

楽器として使えそうな気がしません。

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このギリ展は21日まで。

ご興味のある方、お急ぎください。

あと4日しかありませんよ!

 

こうして見ると、結構イイ男なんですよねぇ。ふふふ。

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桂川のイオンは初めて行ったんですけれど、他のイオンには入っていない、

好きなショップがいくつもあって、予想外に楽しめました。

自宅からはちょっと遠いんですけどね。また行ってみようっと。