京都 四条高倉の占庭から

恋のキラキラの謎

三連休の最終日、トランプ大統領が来日する日でもあるわけですが、

なぜか西日本のあちこちで爆破予告が出ているようで。

京都も京阪の三条駅が、一時閉鎖されていたそうですよ。

いまのところ何事もなかったようですが、なんとも物騒なことですね。

こういう時、ミステリファンは、すぐに考えるんですよねぇ。

 

これは、ひとつの交通機関を停めたかったのだけれど、

ひとつだけだと目的が絞られてしまうので、あちこちに分散したのでは?

とか。

まあ、そんな不謹慎な思考も、平和だからやってられることであって。

 

さて、つねづね感じていることで、不思議なことがあります。

それは、恋をしている人のキラキラについて。

 

占庭は、おかげさまでリピーターさんが多く、

同じ方と長期にわたって、何度もお会いして、お話しすることになります。

その間には、悩み事が変わっていったり、就職や転職をされたり、

恋を得たり、破れたり、ということもあるわけです。

わたしは霊感で占うタイプではないので、何かが視えたり、感じたり、

ってことはないのですが、

ああ、キレイにならはったなあ~ とか、

笑顔が曇ってるけど、どうしたの? とかは思います。ふつうに。

だれだってそうですよね。

 

でね、恋をしている人が、みんなキラキラ輝くわけではない、

というのが不思議でならないんです。

片思いでもめちゃくちゃキレイになって輝く人もあれば、

恋が実って、将来が開けてきている人なのに、くすんで見えてしまったり。

 

それで、片思いだけどキラキラしてた人の恋が実ってハッピーになるとか、

くすんで見えていた人の恋はしりすぼみになってしまうとかであれば、

わたしの眼力も捨てたもんじゃないわね、と悦に入ることもできるんですけど、

一概にそうとは言えないんですよねー

 

だから不思議。

でもね、キラキラしている人を見ると、こっちまでハッピーな気持ちになる、

ってことはたしかなんです。

 お相手に気持ちが届くといいなあ。

 しあわせになってほしいなあ。

と応援したい気持ちでいっぱいになる。

だから、きっとこの恋は、この方にとって大きな意味があるんだろうな、

と思わずにいられない。

もし、うまくいかなかったとしても、いま、これだけ輝かせる力のある恋が、

不毛なものであるはずがない、と信じられるというか。

うん。そう信じたいのかもしれないなあ。

 

逆に、しあわせな話をなさっていても、どうにもしあわせそうに見えない方の恋は、

行く末に靄がかかっているように思えてなりません。

その方本来の魅力が霞んでいるように感じてしまって、唐突に、

それでいいの?

って訊きそうになってしまうこともあるくらい。

なんだか、違う方向へと流されてらっしゃるように見えてしまうんですね。

 

これは占いで、運気がいいとか悪いとか、っていうのでもなさそうで。

手相を観せてもらったときに、健やかやな~ とか、しんどそうやな~

と理由もなく感じてしまうのと似ています。

 

謎なんですよねぇ。

そんなふうに感じられることってあります?

占い師だから、気になってしまうだけなのかなあ。

 

いつか究明される日がくるのかしら。

これはわたしの宿題のひとつなのです。