京都 四条高倉の占庭から

なぜタロットだけ?

行楽日和の土曜日です。

今朝、京都方面へ向かう特急列車は週末にあるまじき混雑ぶりで、

この中を立って行くのはしんどすぎる・・・・と思い、

途中で鈍行に乗り換えてきました。

 

某駅に停車し、ドアが開いている時に、

「乗りますので待ってください~~~~!」という声が。

窓の外を見ると、ホームと並行する改札の外の道を

モコモコに防寒対策をされた5~6名の年配の女性たちが、

ポテポテと走っておられます。

電車内の乗客は、

「バスじゃないんだから・・・」

と苦笑。

誰もが、それはあかんやろ~ と思っていたんですが、

なんと車掌さんは待ってあげたんですよねぇ。

 

「え、待つの? さすが関西。東京だったらありえない」

という声が聞こえましたが、それは、

あきらめずに電車に向かって「待ってくれ」と言う乗客にも、

待ってあげた車掌さんに対しても、感じた思いなんでしょうね。

 

いや、わたしもこんなこと初めて見ましたよ。

階段を走って上がっていたら待ってくれたりはしますが、

まだ改札の外を走ってる人を待つってねぇ。

さすがに特急ならばダメだったでしょうけれども。

ほんとまさしく、さすが関西ですわ。

 

さて、今日は朝イチのご予約が入ってなかったので、知恩院さんへお参りに。

いいお天気で気持ちがよかったです。

 

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(納骨堂前の池)

紅葉が朝陽に映えて美しかったんですけどねー

なんでこんなにその美しさが全然伝わらない写真になるかなー

と思うわけですが、ま、せっかく撮ってきたので一応。

 

 

さてさて、今日は占庭でお受けしているレッスンにつきまして。 

現在、初心者向けのタロット教室を開催しているのですが、

生年月日での占いや、手相も教えてほしい、

とおっしゃる方も結構おられるんですね。

以前から、何度かこのブログでも書いてきたのですが、

わたしの生年月日での占いと手相占いは、師匠について学んだのではなく、

まったくの独学です。

子どもの頃から雑多な占い本を山ほど読んできて、

そのなかで「これは!」と思ったものを自分なりにまとめたり、

いくつかの占術をアレンジしたり、データを分析してきたりしたものです。

要するに、キチンとした形を成してはいない亜流ということです。

 

手相についてももちろんたくさんの本を読みました。

が、手相というのは本を読むだけではマスターできないもので、

とにかく数多くの手相を観せてもらわないことには、

わからない部分が大きいのです。

 

ですので、どちらもマスターするには、手間と相応の時間が必要です。

ちょっとレッスンに通っていただいて占えるようになる、

というものではないんですよねー

そして何よりも、わたしがうまく説明することができそうにないんですよ。

自分にだけわかるようなまとめ方しかしてないですし、

そもそも誰かに伝えたいとも、伝えようとも考えたことがないので。

 

手相占いについては、線の意味など、ふつうに本を読めばわかることを

わざわざレッスンすることはないもんなあ、と思ってしまいます。

線の勢いや、流れ方、手のひらから上がってくる気配のようなものが大事なのですが

それこそどう説明すればよいのか、わかりません。

たくさんたくさんの手相に向き合い、

そのデータの蓄積と経験が知らず知らずに身に着いて、

観る力になっていくものですしね。

 

ということで、レッスンはタロットだけにさせていただいています。

 タロットはわたしも習いに行って身に着けたので、

どういうところが覚えやすく覚えにくいかとか、

知りたい・教わりたいポイントもわかります。

仕事で占ってきた経験も活かせるので、

タロットだったら一緒に楽しみながら、レッスンできるなあ、

と思って始めて、今に至る、です。

レッスン料を安く設定しているのは、他の占術に比べて、

わたし自身のタロット歴がまだ浅いということと、

とにかく気軽に親しんでいただきたいなあという気持ちから。

占庭に通ってくださって、プロの占い師になった方もおられますが、

わたしとしては、プロ占い師を養成したいなんていう野望はなくて、

タロットって、おもしろいの。ちょっとやってみない?

というタロット普及の思いからのレッスンなのです。