京都 四条高倉の占庭から

有名になりたいですか?

数日前の四条大橋からの風景です。

もう川床の設置工事が始まっているんですよねぇ。

毎年、これを見て、

 

 えっ! もう? 夏が来るの?

 あ、その前にゴールデンウィークが・・・・

 

と、愕然とするわけですけれどね。

季節が巡るのは早いですねぇ。

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さて、占庭で多い質問事項の№1は、

「わたし、結婚できるんでしょうか?」

 です。

これについては、ブログでも何度か書いていますので、おいておきまして、

結婚できるでしょうか? - uraniwamiyuki’s diary

意外な質問について、今日は書きますね。

 

意外とはいうものの、何度か受けたことはあるので、

わたしにとっては、すごく意外な質問、ということかもしれません。

それは、

「ボク、有名になれますか?」

「ビッグになりたいんです!」

です。

 

生まれてから一度も、有名になりたいと願ったことがないものですから、

  えっと、それは何のために? 

というところから訊ねなければなりません。

これらの質問は、なぜかすべて数少ない男性のお客さまからでした。

女性からは、いまのところおひとりも聴いていません。

おもしろいですね。

 

で、その「有名になりたい」です。

有名になるメリットってどんなことがあるのかしら?

と考えてみました。

 

 知名度が上がることで収入に結びつけることができる。

 チヤホヤされるようになる・一目置かれる存在になる。

 名を残せる。

 本来やりたかったことに着手できるようになる。

 自分の思い、願いを広く知らしめられる。

 

うーーーん、、、、これくらいしか思い浮かびません。

他にどんなイイことがありますでしょうかー?

 

ビッグになりたい、の方は、ひと言でいうなれば、

「すごい!」と思われたい、というところから始まっていくように思います。

そこに全部が詰まってるというか。

 

そう考えると、それを願う若い人の気持ちが、ちょっとわかるような気もします。

平々凡々な一市民で生を全うするよりか、そこになんらかの足跡を

残せるものなら残してみたい、という思い。

上昇志向や、自己顕示欲だけではない、そこはかとない希望を持つって、

悪くないです。

せっかくなんで、そこを占い師に訊いてみよう、というのもおもしろい。

もちろん、占いである程度のお返事はできますし。

 

が、ですね、有名税という言葉があるように、有名になることで受けるデメリットが

これまたいろいろとあるんですよねぇ。

顔が知られていると、どこへ行っても注目されます。

それで、いろんな優遇を受けることもあるのでしょうけれど、

いちいち反応され、いまの時代ですとスマホで写真を撮られ、SNSに上げられ、

あずかり知らぬところで、好い感情も悪い感情もぶつけられてしまいます。

なんかもう、いつも見張られているような気持ちになるんじゃないでしょうかねー

自由を阻害され、息苦しいことだろうなあと想像します。

 

また、出る杭は打たれ、出過ぎた杭は伐り倒されたりもします。

そっちの対応・対策も必要となってきます。

たいへんだなあ。

とても有名になりたいなんて思えない・・・・

と考えて、はたと思い出しました。

 

わたしは中高生時代を校則を破るとか、遅刻するとかが一切ない、

実にマジメそうな生徒として過ごしました。

それは、校則は守るべきもの! というマジメさではなくて、

不良じみたことで悪目立ちすると、先生に目をつけられてしまう。

それはご免こうむりたい、という理由からで。

目立たない存在でいると、些細なことでとやかく言われない自由を得られます。

マジメでつまんない子と思う人もあるかもしれないけれど、

まあ、わかる人はわかるだろうし。

それよりは、そこそこの自由の方がずっと大事。

と思っていたのでした。

三つ子の魂百までといいますが、そういう感覚も、

いくつになっても変わらないものなんですねぇ。