京都 四条高倉の占庭から

結婚式で思うこと

今季は、ほんとうに暖冬ですね。

いままでも「今年は暖冬です」と言われる年は何度もあったわけですが、

いやいや、そうかもしれないけど、結構寒かったよ、

といつも思っていたのですが、今年は、寒波が一度も来てないですよね。

もう1月の半ばですからねー

やっぱり異常に暖かい気がします。

そのせいで葉物がどんどん育つのか、今年は大玉の白菜など、とてもお安いです。

成人式があったかかったのはよかったですし、

このままセンター試験も穏やかなお天気であってほしいとは思います。

でも、冬が冬らしくならなくて、大丈夫なんかしら・・・?

と不安にもなってしまいますね。

 

この前の日曜日、占庭は臨時休業させていただいて、結婚式に出席してきました。

わたしは結婚式に参列するのが大好きなんです。

ふたりの門出をお祝いするために大勢の人が集まり、

どうぞ末永くお幸せにね、と祝福する温かい気が満ち満ちている空間って、

ちょっとないと思うんですよね。

たくさんの人の「おめでとう!」という気持ちは、

おめでとうの対象者だけではなく、その場に居合わせた人たちみんなも

とっても幸せにしてくれるんだなあ、と感じます。

 

この度の結婚式は、豪華な披露宴だったのですが、きらびやかなだけでなく、

新郎新婦の細やかな心尽くしが随所に施された、なんと申しますか、

準備に手間も時間もかかっただろうなあ、としのばれる、

通り一遍ではない、心が通い合うお祝いの席となりました。

新郎さんが、肝心なところでトチったり、噛んだりしてしまったんですが、

それが緊張をほどいてくれ、なんともなごやかな雰囲気になっていきました。

そういう時に、一番大笑いしてたのが、新郎さんのご家族だったのも、

わたしにはツボでした。

「そんなところで失敗しちゃって!」「ああ、すみません!」

とかいうんじゃないのがいいですよねぇ。

ひとつのミスもなく、粛々としたお式よりもずうっとよかったです。

会場の人たちみんな、リラックスして楽しむことができたと思います。

 

席次表に、新郎新婦との関係性が書いてありますでしょ。

「新婦友人」とか「〇〇会社専務」とか。

今回のわたしのところには「占庭 占い師」ではなく、

「新婦恩人」と書いてあって、びっくりしました。

ほかにも「恩人」表記の方が2人おられて、3人で顔を見合わせて、

「恩人って~~~~」と笑ってしまいました。

隣で夫が、

「逆だろう。こっちがめちゃくちゃお世話になってるよ」

と呆れ笑いしていたのですが、ほんとにそうで。

彼女が大学生の時からの、結構もう長いつき合いになりますが、

一貫して、わたしがお世話になってきました(笑)

いま、占庭をなんとか維持していられるのは、

彼女のおかげと言っても過言ではありません。

わたしはいつも「人」に恵まれ、それでなんとか生きてこられました。

この受けたたくさんの恩をどこかで返していかねばならないのですが、

生きてるうちに、返し切れるとはとても思えないんですよねー

どうしよ。

自分がしてもらってうれしかったこと、ありがたかったことを

少しずつ還元していけるように、

というのが、わたしの永遠の宿題になりそうです。