京都 四条高倉の占庭から

旅の後半

まだ暑さが続いている関西です。

週末、久し振りに錦市場を歩いてみたのですが、随分、歩く人が増えていました。

コロナ前は外国人観光客が半分以上だったことを考えると、

いまは外国からの人はほとんどなくてのこの人出なのだから、

だいぶ戻ってきているようですね。

先日、関東甲信方面へ遠出した際、高速を運転していて、

観光バス、高速バスとほとんど遭遇せず、まだまだ動いてないなあ、

と話してたのですが、その後は増えてきているのでしょう。

 

さて、前回の続きを書くことにします。

 

夫はどこへ泊っても、朝早く起きて散歩に行きたい人なのですが、

今回も、カメラを持って出かけていきました。

わたしは前夜眠れなかったので、お布団でぐずぐずしていたら、

すぐに戻ってきたので、何か忘れ物? と尋ねると、

「海まですぐだよ。富士山が見事に見えるから」

と連れ出されました。

台風一過のよく晴れた朝。

広い砂浜は漂着物で荒れてはいましたが、散歩をする人も多く、

犬もたくさん歩いていました。

葉山御用邸のすぐ脇を通り、太平洋を眺めます。

「海は広いな大きいな」という歌は、瀬戸内ではあんまり感じられないのですが、

長い海岸線、広い水平線を目の当たりにすると、まさにそうなんですよねぇ。

 

朝食後、すぐに出発し、葉山から江の島方面へと、海岸線をドライブ。

通過した台風の影響で波は高いのですが、晴天です。

要するに、絶好のサーフィン日和ということですね。

すでに沖合いにたくさんのサーファーの頭がぷかぷか浮かんでいます。

その数、数百なんて甘っちょろいものではなく、ゆうに千人は超えています。

人生の大半を瀬戸内で過ごしてきたわたしにとってサーフィンは、ほぼ異国の文化。

まさかこんなに大勢の人が楽しむものだなんて知りませんでした。

そしてもっと驚いたのが、サーフボードを原付や自転車に取り付けて走っている、

ということ。

それ専用のキャリアがあるんですね。

こんなの ↓

mariner.co.jp

車だと渋滞するし、駐車場を見つけるのが大変だし、高いし、ということで、

原付や自転車で、と考えるのはわかるんですけど、危ないです。

車で追い越すときにも引っ掛けそうで怖いし、

強風にあおられてバランスを崩すことだって容易に想像できます。

ちょっと調べてみたら、やっぱり違法だそうで、罰金対象になるようです。

(自転車は免許が要らないので、罰金ではなく注意)

いやー 土地によって、普及してるものもいろいろですねぇ。

 

長い海岸線に沿って、広い砂浜がずっと続く中、たくさんの人が楽しんでいます。

浜辺にマットを敷いてヨーガをしているグループもありました。

いい週末だなあ~ とは思うけれど、先を急ぐ者には、この渋滞はつらい。

しばらく走って海岸を離れ、高速に乗りました。

きっと高速も混雑しているだろうと覚悟していたのですが、意外と空いています。

おお、ラッキー と思っていたら、先で事故渋滞が発生し、

かなり長い渋滞になる表示が出ていたので、また下道に降りてしばらく走り、

渋滞解消のころにまた高速に乗り、御殿場のアウトレットへ。

 

なぜそこまで出かけてアウトレット? と思われるでしょう。

わたしはアウトレットウォッチャーでして、どこへ旅しても、

そこにアウトレットがあれば必ずや立ち寄って見学します。

北海道でも、東北でも、軽井沢でも那須でもそうでした。

何かが買いたいのではなくて、どういう雰囲気の、どういう店並びのところか

見てみたいんですよねぇ。

で、全国でも人気上位であり、広大さでも有名である御殿場アウトレットは、

一度は行ってみたいところだったのです。

 

御殿場アウトレットは予想外に空いていて、駐車場もスイスイ、

場内もゆったりしていました。

眺めもよく、広々のびのびしていて、たいへん気持ちのいいところで大満足。

これは、お買い物にというよりは、レジャーに訪れるのに最適ですね。

一通り見学して、次の宿の八ヶ岳へと向かいました。

この日の宿は、富士見町にあるペンション「オテル・ドゥ八ヶ岳テラス」。

yatsugatake-terrace.com

 

ご夫婦で営んでおられるのですが、お掃除が行き届いていて、とても清潔。

どこもピカピカで気持ちがよかったです。

わたしは宿のお風呂に入ったのですが、夫は歩いて近くの温泉施設へ。

「めちゃくちゃ星がキレイだったよー」と言っていました。

 

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夕飯はコース料理で、約2時間かけていただきます。

我が家は晩酌をする人もいないので、いつもはたったかたー と終える食事を

2時間かけて、というのは、旅先ならではで。

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朝食はこちら。

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丁寧なお料理と給仕でした。

レタスが感動的にパリパリでした。

 

宿を出たら、近くの直売所へ向かいます。

どこへ行っても、直売所と道の駅ウォッチングも欠かしません。

「たてしな自由農園 原村」は、地元の人で賑わっていて、

お店に入る前から「当たり」確実です。

道の駅はたくさんありますが、地元ナンバーの車がぎっしり入っているところは、

まず間違いありません。

車旅の利を生かして、たくさん買ってきました。

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この新米が、もんのすごくおいしかったです。

ここ数年、「新米」と表示してあっても、感動的な新米感を味わえなかったんですが

こちらのお米は炊き上がりが、ピッカ~~~~! と光っていて、

ザ・新米! というたたずまいで、すばらしかったです。こうでなくっちゃ。

 

そして、初めて見た「赤うり」。

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大きいのがわかっていただけましたでしょうか。

ごわごわした皮に覆われていて、クセがありそうに見えるんですけど、

「薄切りにして、そのままおかかとお醤油でおいしく食べられます」

と書いてあったので、買ってみました。なにしろ100円だし。

帰って食べてみたら、白ウリとスイカの皮に近いあたりをミックスしたような味で、

クセもなく、さっぱりとおいしかったです。

 

直売所を出たら、あとは家まで帰るだけなので急ぐこともなく、

滋賀県で高速を降りて、のんびり運転しました。

コンサートのチケットに当選しなければ、行く予定もなかった旅ですが、

思いがけず楽しい3日間を過ごすことができました。

 

私的な旅の記録に長々とおつき合いいただき、ありがとうございました。