熊本の知人が育てた太秋柿(たいしゅうがき)が届きました。
太秋柿って、初めて聞きました。
大ぶりで、色味は緑がかっていて「これで熟れてるの?」と思うのですが、
食べてみると、とても甘い。
けれども後味がさっぱりしている、という、とてもおいしい柿です。
定年退職後、故郷へ帰られ、そこから始めた柿づくりが、
文字通り実を結ばれたのだなあと思うと、なんだか感動してしまいました。
読書好きのご主人は、リタイア後は晴耕雨読の生活をしたいと、
在職中から話しておられましたしね。
今年はあの大地震もあり、大変な中で手入れをして来られた柿だと思うと、
なおさら大事にいただこうと思います。
さて、実は、占庭のお客さまは、ナース率がとても高いのです。
次が保育士さんでしょうか。
どちらも女性が活躍する職場なので、そのクチコミの力が非常に強い、
ということでしょうか。
ありがたく、とても感謝しています。
看護師さんのお客さまとお話していると、どういう経緯でナースを目指したか、
というのが、実にさまざまなんですね。
お母さまも看護師、という方も多いのですが、
自分の娘が看護師を目指したいということに、賛成するお母さまばかりではなく、
反対されたけれど、どうしてもなりたくて、というお嬢さんもおられました。
それだけ過酷な仕事でもあるのでしょう。
いろんな看護師さんとお話するわけですが、ハードワークであるということは、
間違いありません。
けれども、仕事に誇りをお持ちなのは伝わってきます。
自分の仕事に誇りを持てるというのは、素晴らしいこと。
その一部分だけでも、よいお仕事だなあと思いますが、
さて、自分にナースが務まるかというと、とてもムリ!と思いますね。
家族が入院したりすると、看護師さんの働きぶりを目の当たりにし、
その忙しさ、気配り、明るさに、頭が下がる思いです。
看護師さんの働き方もいろいろです。
夜勤があるかないか。
外来か、オペ室か、病棟か。
パートか、派遣か、正職員か。
それぞれ好みもあり、同じ看護師さんでも向き不向きがあるのだなあ、
ということが、わたしにも、だんだんわかるようになってきました。
それだけ、たくさんの看護師さんとお話ししてきたということですねぇ。
奉仕精神たっぷりで、誰かの助けになりたい!と思う星をお持ちの方や、
とにかく体を動かして忙しく働くのが向いている星の方、
度胸があり、どんな修羅場でも動じない星の方など、
どの方も、ナース向きであるといえるでしょう。
そうではなく、淡々と事務的に間違いなくルーティンをこなせる、
という星も、ナースに活かせる個性でもありますね。
これらの星をお持ちの方ならば、いいナースになれそうだなあ、
と思うわけです。
とは言いましても超多忙で、体力勝負の職場には違いないので、
心身の堅牢さも重要です。
以前、ナースになりたてで、毎日叱られてばかりだった方が、
「このまま家に帰ったら、家族に心配をかけてしまいそうだから、
ここで話を聞いてもらって、泣いてから帰ろうと思って来ました」
と占庭へお寄りになったことがありました。
やさしいですよね。
つらい自分のことよりも、家族に心配かけたくない、ということの方を
気にしてらして。
それから4年くらいになるでしょうか。おつき合いも長くなりました。
今でもよく叱られてばかり、と言いながらも、がんばって続けてらっしゃいます。
この方、いつも明るくて、邪心がなくて、えらいなあと感心するばかりです。
ぜひとも幸せになってもらいたい!と応援したい気持ちになります。
看護師さんだけでなく、医療関係のお客さまは結構多いですね。
精神科医、歯科医、歯科衛生士、助産師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士、
レントゲン技師、薬剤師、臨床心理士などなど。
それらのお仕事の話をお聞きできるのも、知らない世界をのぞき見るようで、
とても楽しいことなのです。