京都 四条高倉の占庭から

自分のことも占いますとも

 占い師の人は、自分を占ったりするんですか?

とよく訊かれます。

 

もちろん!

とわたしは思うわけですが、よく尋ねられるので、

自分のことは占わないっていう占い師もおられるんでしょうかねー

 

たしかに、タロット占いは自分のことを占うと、なんとなくズレる気がしています。

偶然性で占うものなのに、どうもそこに「念」みたいなものが入るのか、

「こうなってほしい」という願望だとか、

「こうなるとイヤだなあ」という不安がそうさせるのか、

どうも、うん?という結果が出やすいです。

それは、生徒さんのカードを見ていても感じます。

 

けれど「命」や「相」の占いは、そういう影響はないので占いますよ。

(占いの種類についてはコチラを)

      ↓

 占いには三種類あるんです - uraniwamiyuki’s diary

 

元々がめちゃめちゃ占いフリークだったワタクシ。

自分を占わないで、何のための占いでしょうか。

 

自分を占うかどうかと同じように尋ねられるのが、

 占い師のくせに自分の未来がわからないの?

です。

 

そんなことわかる人、います?

神様ならわかるのかしら。

そう尋ねられる人は、きっと運命が決まっていると思われてるんですね。

だから、あらかじめわかっている運命がわからないのか?

とお訊きになるのでしょう。

 

以前、このブログにも書きましたが、

わたしは運命は決まっていないと思っています。

「運勢」は命で決まっていますよ。

けど、それを生かすも殺すも、自分次第なんですね。

最大限に生かす人もあれば、持ち腐れにしてしまう人もおられます。

 

占いはその「生かす方法」だったり「生かす方向」だったりを

示すのにとても役立ちます。

 

 あなたは〇〇歳のとき、四条河原町のマルイ前の交差点で、

 タカシマヤ方面から歩いてきた青いシャツの男性とすれ違います。

 その人が、あなたの運命の人です。

 

と言われたら、えっと、〇〇歳って、何月何日? 何時ごろのこと?

と、どんどん具体的に知りたくなりますよね。

そんなことまで、決まってると思います?

 

 何歳くらいに出会いますか?

も、実は同じような質問なんですね。

そこまでピンポイントでは決まってないよね~

というのがホントのところです。

 

ただ、恋愛・結婚に縁がありそうな運気の年、というのはあります。

直近の将来、出会いがありそうかどうか?

というのも、タロットカードに訊くことは可能です。

占いは運気の流れを観るものです。

ほんとにザックリしてるんですが、ちゃんと一生分の流れもあって、

そこから読み解けるものはたくさんあります。

 

が、

何歳で結婚して、何歳で出産して、何歳で死ぬなんて、

よしんばわかっても、知らない方がいいとも思うんですよ。

知ってしまうと、自分で選んだのではない人生を

書き割りに則って、生きさせられている、って感じませんか?

そんなのつまらないー

自分で考えて、選んで、失敗もし、そこから学び、

すったもんだしながら一生を過ごしていきたいですよね。

 

でも、占いが好き。

占ってみて、

 ほっほ~~~ぅ、

と納得できるのもいいし、

 いや、それでもわたしは敢えてこっちを選ぶ!

と決意するのもヨシ。

いずれにしても、肚をくくる助けになるもんです。

だいたい覚悟を決めるまでが大変で、

そこまでくれば、あとはなるようになるわけで、なんとかなっていくもんですよね。

そう。そのために、占い師も占うのです。