京都 四条高倉の占庭から

相性が悪くてもあきらめることはありません

昔、さだまさしさんが話してらして、なるほどな~って思ったことがありました。

大宰府天満宮宮司さんとの会話なんですけれどね。

 

宮司「ウチの娘、息子は代々苦労するんです」

さだ「どうしてですか?」

宮司「受験で失敗するわけにいかないんです!」

 

っていう話。

もし失敗しようものなら、口さがない世間の人たちは、

「ご利益ないやん!」

っておっしゃいますわねぇ、必ずや。

家業を(?)揺るがすことにもなりかねず。

いや、ほんと大変なんやなあ、、、と思いました。

 

で、ふと考えたんですよ。

占い師の子どもも縁談で失敗したら、やっぱりまずいんかしら、って。

「相性くらいちゃんと観てもらえばいいのに~」

とか言われるんやろな。

でも、親が占い師だからって、もれなく子どもが恋愛の相談をする

なんてあるはずないと思うんですけれどねー

 

が、それはさておき、この「相性」がですね、なかなかの曲者です。

友だちとしての相性がよいと、恋人としての相性がよいは、微妙に違いますし、

夫婦としてと、家族としてが、またまったく同じではないんですね。

このへんの微妙な違いというのは、ま、どうでもいいといえばどうでもよくて、

そこがどうしても気になる人には致命傷になる場合もあるのです。

えっと、わかりにくいですね。すみません。

 

結婚に際し、お互いが相手に求める優先順位がポイントになってくるわけですね。

・「家庭」を安定経営していくこと

・「家族」として信頼し合えること

・「異性」としての魅力を失わないこと

・「人」として、ともに成長できること

・「夢」の実現に協力すること

など、まだほかにもいろいろありそうですが、夫婦、家族の在り方として、

どこを優先するか、何を大切にしたいかがズレていると、

「相性」としてはよくても、よい関係を維持していくのは難しい。

難しいけれど、そこは乗り越えてもいけるとは思います。

相性がよかったら、モメない、というわけではないんですよね。

激しくぶつかりながらも、お互いを大切に思っている相互関係というのは、

夫婦に限らずたくさんあるものですし。

 

たしかに相性は大事なのですが、相性がよければ万事OK!

というわけではないということなのですね。

逆に言えば、相性はイマイチでも、イマイチなところを予め認識しておき、

そこに折り合いをつけつつ、寄り添っていけたなら、

それはそれでよい夫婦にもなれるというわけで、恋愛も結婚も、

相性ありき、で取捨選択をすることはないと思っています。

 

好きな人との結婚生活は楽しい!

だけで一生を終えられる人はいませんからねぇ。

ですので、どんなに好きな相手であっても「覚悟」はしておいた方がいいです。

何があっても、この人を一生愛せるか?

支えていきたいと思い続けられるか?

覚悟があれば、たいがいのことはなんとか乗り切っていけるんじゃないかと

思っています。

 

ということは、その覚悟がお互いにできているのであれば、

相性占いは必要ない、ってことになりますね。

あらま、占い師あがったり。

けれども、お互いに気をつける点、結婚によいタイミング、

ある程度の運気の流れを把握しておくのは、とても有効だと思うので、

占いも利用してくださいね。

と占い師としましてはお願いしたいところでありますよ。