ロクに春コートを着ないままに夏の気温になってしまいました。
今年の夏は猛暑だなんて話もあって、真夏にマスクはキツいよなあ、、、、
だくだくの汗がマスクにしみこんでいく様をつい想像してしまいます。
その前に、むしむしの梅雨もあるわけですけれどね。
Zoomで雑談しませんか? と問いかけたときに、
「人見知りなもんで・・・・」と遠慮される方が、結構いらっしゃいました。
ふだん、とても社交的に見える人でも、
実は人見知りなの、、、
とおっしゃる方、多いんですよね。
あれ、不思議だなあ。
が、かく言うわたしも、かつては人見知りだったよなあ、と思い出しました。
最近は、初対面の人と話し込むのが仕事だもんで、
さすがに人見知りではないな、と自覚もしています。
では、自分は人見知り、と思ってしまうのはなぜでしょうね。
・知らない人と何を話したらいいかわからず混乱する。
・そもそもまともに顔を見られない。見られるのもイヤ。
・誤解されそうな気がする
・ドキドキして落ち着かない
・そのままの自分でいられない
・ドッと疲れる
みたいな感じでしょうか?
知らない人と対面することは、大きな刺激です。
刺激=ストレスですし、それに対してどれくらい警戒心を持つかは人それぞれです。
いわゆる危機管理ってやつですね。
警戒心よりも好奇心が勝る場合は、そこを突破する勇気も出てきます。
そう考えると、どれくらい興味を持てるか、もカギとなるのかもしれません。
わたしがだんだん人見知りでなくなってきたのは、
人を占うようになったことで、たくさんの人と会い、要するに場数を踏んで慣れた、
というのがまず第一ですね。
どんな刺激だって、繰り返せば慣れてくるのは道理で。
それとは別に、人間関係や信頼関係を作ることを急がなくなった、
というのも大きいです。
誰だってひと目でどんな人かわかるはずはないので、急に信頼はできません。
お互いがそう。
時間がかかるんです。
なので、最初は知ってもらうよりも知る努力をします。
そして、自分はできるだけありのままでいます。
エエ恰好せずに、そのままを見てもらって、判断をゆだねます。
このゆだねる、っていうのがミソなんですね。
(そういえば、最近、ここがミソ、っていうの聞きませんね)
相手が警戒しているから、もうちょっとやさしい感じで寄り添ってみよう、
と相手をうかがう姿勢になってしまうと、こちらのありようがブレます。
よかれと思って飾ったり、おもねったりすると、
相手のほうも気を遣ってしまうんですよね。
お互い疲れてしまって、その上、どういう人かイマイチわからなかった、、、
ってことになります。
だから、ただ素直に心を開くだけでいいのだ、とある時気づきました。
そこから先は相手まかせ。
どう感じ、何を信用し、どんな判断を下すのかは、相手次第なんですよ。
もし、誤解されてしまうようなことがあったとしても、
こちら側に誤解させてしまう何かがあったのでは?
と心配しなくていいのだと思います。
不安になるとどんどん、自分を責めてしまうし、消耗してしまいます。
もっとわかりりやすく言えばよかったのかしら。
わたしの理解が足りなくて傷つけたかも。
という考えの中に入ってしまうと、自分のペースを見失ってしまいます。
そうなると、相手の考えばかりを優先するようになり、
自分の言いたいことは飲みこんでしまう。
そんな経験が重なると、初対面の人と関わることは難しく、めんどくさい、
と尻込みしてしまうようになるのもしょうがないことです。
なので、相手がどう思うか、どう感じるかは、相手の器量によるのだと、
丸投げしたらよいと思うんですよ。
そう。わかってもらえない場合は、人のせいにするんです。
ええ、こっそり心中でね。
第一印象はたしかに大切ですが、表面的な見た感じがすべてでないことは、
ある程度、年を取ってきたらわかります。
最初に素の自分をそのまんま出すのは勇気が要ることかもしれませんが、
一旦、装って出してしまったら、それを続けなければなりませんし、
それはそれでしんどいです。
うまくしゃべれないのであれば初めに、
「わたし、緊張しちゃうと、まともにしゃべれないんですよー」
と言ってしまうのが一番いいです。
それが言えたら苦労はしない! と思われるかもしれませんが、
一度、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで言ってみてください。
そのひと言で、相手はそのつもりで接してくれるし、
誤解されることを恐れなくて済みます。
それだけでもずいぶん心が軽くなるはずです。
人見知りは基本的な防衛本能でもあるので、悪いことではないですよね。
けれども、そのせいで興味のあることにも尻込みしてしまうのであれば、
少しずつ取り除いていったほうがいいと思います。
なるべく素の自分で立っておくというのは、正直に生きられるということで、
いろんな面でプラスになることが多いです。
正直に生きられたらこんなラクなことはないですしね。