京都 四条高倉の占庭から

タロットと香水

鴨川の川床もだいぶ建ち揃ってきました。

今年は祇園祭山鉾巡行も実施予定とかで、

以前のような京都の夏にもどりつつあるようです。

 

いつもはゴールデンウイーク頃に満開になる藤の花が、

もうかなり咲いていて、ちょっと早い気がします。

しかしながら相変わらず気温の上がり下がりが激しくて落ち着きませんねぇ。

もっとなだらかに春から夏へと移っていってくれたらいいんですけれど。

 

通勤経路に百貨店があるもので、特に何か目的もなく、日常的に中を通ります。

期間限定出店のこと、ポップアップストアっていうんですかね。

手づくりアクセサリーとか、地方のおやつとか、洋品とか、

そういうのを見るのが楽しいんですよねー

先日、タロットカードのイメージで作られたオリジナル香水を売ってらして。

これは占い師としては見過ごすわけにはいきません。

タロットカードの大アルカナ22枚分、それぞれの香水がありまして、

(カードもオリジナルのイラスト入りで販売もされていました)

それぞれの絵柄や説明、ブレンドされている香りと、どれも興味津々。

 

読めますでしょうか?

 

好きなカードから選んでもいいし、好きな香りで選んでもいいですね。

わたしは、いくつか香りを嗅がせてもらって「審判」を選びました。

特に審判のカードが好きというわけではなくて、

これだけにクローブが入っていたので、こちらにしました。

30年くらい前に友だちがプレゼントしてくれた、木の実を使ったサシェ

クローブが使われていて、とってもいい香りだったんですね。

友だち曰く「魔除けにもなるよ」ってことで、長く部屋に吊るしていました。

甘くも色っぽくもない、ちょっとスパイシーなクローブの香りは、

あまり香水としては好まれないのかもしれません。

今回の、この22のシリーズでも、使われていたのはたったひとつだけでしたし。

けれども、だから迷わずに選べてよかったんですけれどね。

 

西陣の路地裏でお店をやってらっしゃる店主の女性が、

「マスクに少しつけてもいいですよ」と話してらして、

なるほど! と早速つけてみました。

ほんのぽっちりで、一日いい匂いがしていてうれしい。

 

自分でオリジナル香水を作るワークショップもされているようです。

 (お問い合わせは「GOLCONDA」さんまで)

調香師気分を味わえるって、ちょっといいですよね。

しかし、香りのブレンドって奥が深そう。

わたしだったら、作ってる間によくわからなくなりそうです~