京都 四条高倉の占庭から

中之島春の文化祭

大型連休も最終日。

高速道路も近所の一般道もガラガラですねー

みなさん、明日からの平常に戻るためのアイドルタイムを確保されてるんだなあ。

我が家は、GW後半、夫が登山に行きまして、今日帰宅の予定だったのですが、昨夜帰ってきました。

と申しますのも、テント泊の予定地あたりで熊の目撃情報があったから。

向かっている方向からやってくる別々のパーティの人たちから、

「熊を見かけましたよ」と「熊に出くわして引き返してきました」と話しかけられたのだそうです。

ヒグマではないにせよ、クマはクマ。

予定を変更して下山してきた、ということでした。

山では熊避けの鈴を、とか言いますけど、いまどきの熊は鈴くらいで逃げそうな気がしませんよね。

むしろ、あ、あそこに人間が! とやってくるものもいそうじゃないですか。

撃退スプレーも顔を外せば万事休す。恐ろしいですよねぇ。

登山は天候の急変、道迷い、ケガ、急病など心配の種はたくさんありますが、最近では、熊は出ないのか? も大きな問題。

そんなことがいっぱいあっても、それでも山へ行こうって、思うのがすごい。

それだけの魅力があるってことなのでしょう。

 

そんなアウトドアな夫とは違い、インドア派のわたしは大阪は中之島にあるABCホールへ行っておりました。

毎年この時期に「中之島春の文化祭」というイベントがあるのです。

www.asahi.co.jp

2日間に分け、1組20分の持ち時間で5組ずつ6ブロック、総勢30組の演劇・ダンス・パントマイム・コントなどそれぞれのパーフォーマンスが観られます。

パントマイムやコントはひとりだけでの参加もありました。

主に関西で活動している小劇団のみなさんが出場されます。

何度も観たことのある劇団もあれば、今回初めてというところや役者さんもあります。

その、ああ、今年もこの劇団・役者さんを観られてよかった~ といううれしさと、こんな劇団が! この役者さんええやん! という新発見のたのしさの両方を味わえるイベントなのです。

ABCホールは16周年ですが、2020年から3年間は開催されなかったので、このイベントは13回目でしょうか?

内、10回は行ってますかねー

毎回、帰り道で、また来年も行かないと~ と思うのだから、それだけの魅力が詰まっているということです。

観客の年齢層は高めで、平均したら50歳くらいじゃないでしょうか。

出演している人はもっと若いんですけれどね。

いつもはもっと小さなハコで演じている役者さんたちが、満席の観客の前で自分たちの芝居を、パフォーマンスを観てほしい、知ってもらいたい、と全力でがんばる姿のなんとまぶしく美しいことか。

内容だけではなく、その姿、その刹那がたまらん魅力でもあるのです。

その部分は、このイベントに限らず、ほかのライブ全般に共通していますね。

 

今年はお店をたたんだこともあり、自分の愉しみのために臨時休業とする胸の痛みがありません(笑)

ありがたいことに入院中の親族も落ち着いていて、にわかな心配もないであろうということで存分にひたることができました。

一日通しで観ると7時間余りの長丁場です。

そう、長丁場なので、途中で長めの休憩が2回入ります。

休憩時間はホールの外のデッキで、飲食OK。

デッキには飲食ブースもあり、出演している人たちの物販もあります。

顔を知っている役者さんをたくさん見つけられます。至近距離で。

さっきステージに立っていた人たちと話したり、一緒に写真を撮る人などもいて、そういう交流があるのがまたいいんですよねー

 

ともかく、来年も7時間を楽しめるよう元気でいなくっちゃ、です。

というかですね、楽しめるときに楽しんでおかないと、いつ楽しむか、ってことですよ。

先のことも考えないわけにはいかないけれど、いまをちゃんと大事にしないと。

「いま」はすぐに変わっていってしまいますものね。もう若くないのでなおさらです。