京都 四条高倉の占庭から

芍薬の花束

今年は桜が遅くて、入園式・入学式にバッチリ合わせてきたわねー

と言うてたら、あっと言う間に4月も1/3が過ぎていました。

ソメイヨシノも雨や風に花びらを落とし、近所の公園の桜並木など、歩道に足を踏み入れるのを躊躇するほど。

 

さて、近況報告などいたしますね。

閉店作業のなかにはネット関連の修正などもありまして、急いだのはGoogleMapの情報修正でした。

GoogleMapからお電話をいただくことも多かったので、早くしておかないと、と思ったわけです。

HPはいつもお世話になっている方と相談しながら準備をしておき、閉店時、4月に入って、と随時、修正版をUPしていただきました。

TwitterのXや、Facebook、このブログなどでも前々から告知していたこともあり、閉店を知らずに連絡して来られる方は、いまのところ一人もおられません。

一人も、です。ゼロってすごいですよねぇ。

一方、営業の電話は2件ありました。

仕事の用件のほうがちゃんと調べないとダメなんじゃないの? とか思ってしまいました。ええ、直接は言いませんけど。

 

占いの仕事もぼちぼちやっています。

先週、今週と出張占いに呼んでいただき、いずれもご自宅で3名さまずつ観てきました。

どちらの方も、以前から何度も伺っているお宅で、占ったり、おしゃべりしたり、という感じ。

帰りになぜかイタリアンパセリの株をもらったりして、たのしいです。

 

季節の変わり目でやらねばならぬ家事も山盛りありますし、お店から持ち帰ったものを片付けるついでに自宅の断捨離もやらねばですし、筍も炊かねばなりません(笑)

なかなかのんびりはできませんが、

 営業日には必ず元気に京都の店舗までいかないと! 

というプレッシャーや、ご予約メールや電話の対応がなくなったことで、精神的には大きな余白が生まれた実感があります。

週4日だけの営業で、やる気のない店とよく言われていて、ほんまに~ と自分でも思っていたのですが、それでも結構がんばってたんちゃうん? と初めて思えました。

多くの方から「おつかれさま」と言っていただき、その言葉ほどのことをしてきたと言えるんやろか? と感じていましたが、そこはもう素直に

 ありがとうございます! みなさまのおかげです!

ですね。

 

こちら、おつかれさまでした、と頂戴した花束です。

なんとあでやかな花束でしょうか。

芍薬なんです。

同じ色の芍薬ばかりを10本という思い切ったチョイスがすごい。

素敵すぎて一生忘れないと思います。

ただ、もったいないことに、咲いてしまうのが早いのです。

大きく開いた花の直径を測ってみたら16センチもありました。

その存在感たるや。

 

芍薬がどんなふうに散るのか知らなかったのですが、花びらがしぼんだり、色が変わったりしないんですよねー

ツヤツヤのきれいなまま、はらはらと散っていくのです。

散ってしまった花びらも捨ててしまうのがもったいない美しさ。

もう半分が散ってしまいました。。。。

 

よく日本画で牡丹や芍薬が描かれていますでしょ。

そりゃ描きたくなるよな~ と納得です。

なんと申しますか、色彩といい、フォルムといい、佇まいといい、すべてにおいて完璧な美しさでありますよ。