カンジョウセンと聞いたら、ふつうの人は電車を思い浮かべるんでしょうねー
ここでは環状線ではなく、感情線のお話を。
感情線というのは、小指の2センチくらい下から、
人差し指の付け根あたりへと流れている線のことです。
この線からこのようなものが読み取れます。
① 行動のしかたと、そのスピード感
② デリカシーがあるかどうか
③ 人間関係の風通しの良し悪し
④ 相手に寄り添うやさしさのレベル
⑤ 依存心
⑥ 我の強さ
いろいろありますでしょ。
「感情」という単語からは連想できないものもありますよね。
けれども、これらはすべて、心の動きと連動しているものなんです。
ひとつずつ説明していきますね。
① 行動のしかたと、そのスピード感
せっかちかそうでないかが、よくわかります。
せっかちな人というのは、結論を早く出したいというだけでなく、
とにかく目的地まで、最短距離、最短時間でたどり着きたい方が多い。
その逆はと言いますと、行動がのんびりしているというよりは、
道すがらの風景を楽しむとか、まわり道での発見が好きとか、
結果よりかは、過程を重視する方が多いですね。
② デリカシーがあるかどうか
余韻や間を感じ、愉しむ感受性があるかどうか、ということです。
デリケートな情緒感覚は、先天的なものが大きい気がします。
もちろん、親御さんの教育方針にも、かなり左右はされるとは思いますが。
③ 人間関係の風通しの良し悪し
他人に対して、あっさり心を開くタイプか、用心深くて慎重か。
誰に対しても、心のドアがスースーに開いていて、
来るものは拒まず、去る者は、あっそう、みたいな方もあれば、
この人にはここまでのことを話しても大丈夫、
この人にはホントの話はできない、と相手を推しはかり、
易々と自分の心の奥を明らかにしない方もあります。
これはどちらがいい、とは言えないんですよねぇ。
オープンハートな人は、自分のペースで相手と対峙するのでムリがなく、
カラリとしたおつき合いをされます。
相手の望む距離感などはおかまいなしなので、ご自身はラクでも、
相手はペースを乱されてしまう場合もあります。
すんなり心を開けないタイプの人は、傷つきやすい人が多いです。
傷つくことにも傷つけることにも敏感なので、
ザックリ傷めることのない距離感でないと安心できないんですね。
人と人が関われば、傷つけたり、傷ついたりということは、
どうしようもなく起こることで、避けては通れません。
あまりにもそれを恐れると、上辺だけのおつき合いになってしまいます。
どこかで、傷つけられることもある、傷つけることもある、
と開き直って覚悟を決めることができればいいのですけれど。
④ 相手に寄り添うやさしさのレベル
これは共感力とも言えますね。
とても心優しく、相手の立場になって考え、寄り添います。
よいことなのですが、それがあまりにも強すぎると、
依存心の強い人にアテにされたり、ずるい人に利用される場合もあるので注意。
ときには、断る勇気も必要です。
⑤ 依存心
最後の最後になって、意志が揺らぎ、最終的な決断を自力で下せない人。
または、自分で自分のお尻も拭えない人、ということです。
とても優しい人が多いのですが、心が完全に自立していないので、
自分で決められなかったり、自信を持てなかったりするんですね。
強そうに見えても、この一点で脆さが出る、という方も多いです。
⑥ 我の強さ
何事も、自分のペースで進めていきたい人です。
その我の出し方は、頭ごなし型から、なし崩し型まで、人それぞれですが、
自分のやり方を通すというところは同じ。
これも良し悪しがありますが、自分を持っているというところはいいですよね。
と文章にするとまどろっこしいですが、ほぼひと目でわかること。
感情線1本にも、いろんな情報が詰まっているのです。
おもしろいでしょ?