京都 四条高倉の占庭から

閉店いたしました

占庭は3月24日をもちまして閉店いたしました。

長い間、まことにありがとうございました!

 

3月でお店をたたみます、とお知らせしてから4か月ほど、予想以上に忙しい毎日でした。

” 目が回る忙しさ ”とよく言いますけど、元々めまい持ちのわたしは、文字通り時々目を回しながら過ごしました。

その内、「忙しくて大変」というよりも、

 わたしなんかにどうしてここまでしてくださるのだろう? もったいなさすぎる。

という困惑にも似た心境になっていきました。

もとより、占庭はほんとうによいお客さまに恵まれたお店だと思っていましたが、いやいや、そんな甘っちょろいもんじゃなく、これはもう奇跡的な幸運ではないか、と思うようになり、みなさまのお気持ちを受けとめるのにいっぱいいっぱいになっていったのです。

これはもう予想外のことでした。

ひとさまの善意や好意をお受けするのも、受ける側の器を問われることなのだな、ということを初めて経験しました。

完全にキャパオーバーでした。

それほどの身に余る愛を頂戴したわけです。

いただいたお心にに見合うだけのことをわたしはこれまでできていたのだろうか、という不安もどんどん大きくなります。

でね、ちょっと眠れなくなったりもしたんですよ、ここだけの話。小さい人間でございましょ。

 

最後の営業日は初期のころからおつき合いのあるみなさん、昨年から熱心にレッスンに通ってくださった生徒さんなど、気負わず等身大でお話しできる方ばかりになりました。

少し前にこのブログでも書きました、同志社大学広告研究会のOGさんもお二人来てくださったんですよ。とてもうれしかったです。

 

たのしかったなあ。

しあわせだったなあ。

いまはその気持ちだけです。

占庭と関わりを持ってくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました!!

 

閉店後は月末の退去へ向けての片付けや掃除に追われています。

昨日は、机や椅子、パーティションなどの大物をもらい受けてくださる知人へ引き渡しの日でした。

ここのところずーっと雨続きだったのに、昨日だけは晴天で、助かりました。

その方が積んでこられた徳のお陰ですね、きっと。

知っている人のところで、役立ててもらえるってうれしいです。

わたしの後、テナントを借りられる方へお譲りするものも多く、処分するものは、40年使ってきた木製のラックと10年間の雨風にさらされた三角看板と、壊れた小型冷蔵庫だけとなりました。

しばらくの間は、お店から持ち帰ったものの整理と片付けの毎日になりそうです。

4月以降の出張占いや、電話・メール占いについても、見料を含め、どんな流れでお受けするかということなど、ホームページの変更を相談中でもあります。

しんみりしている暇がないくらい、やらねばならないこと山積ですが、シャカリキにならずぼちぼちやることにします。

これからの占庭もどうぞ見守っていてくださいね。