京都 四条高倉の占庭から

こんなワタクシではありますが

うんと年下の人だけれど、とても尊敬できる人がおられます。

わたしはその方が大好きなもんで、普通に会話しているだけでも、

自分が犬のように尻尾をぶんぶん振っている気分になります。

その時間が楽し過ぎて、うれし過ぎて、ハアハアしてる感じ。

 

いやあ、恥ずかしいです。

自分の方がかなり年長なのに。

落ち着こうよ、と言いたい。

 

相対している自分の浅薄さがバレバレです。

自分がえらく卑小にも感じられ、

こんなわたしですみません、という気持ちにすらなります。

 

これは何なんでしょうね。

彼女は他人に対して圧力を感じさせる人ではないし、

情緒安定型で、こちらが緊張する必要はまったくないのです。

たぶん、リクツじゃなく、人間としての魅力に圧倒的な格差がある。

それを感じ取って、無意識にひれ伏している、ということなのでしょう。

 

たはは。ちょっと情けないですね。

けれど、そういう人と知り合えたのは僥倖です。

このご縁を大切にしたいと思います。

 

が、ここで、レベルを合わせようとヘンに背伸びをしたりすると、

台無しになってしまうんですよね。

人間関係は淘汰されていくものなので、同じ形、同じ密度ではいられません。

自分は自分のままで評価されるしかないわけで。

こんなわたしでよければ、これからも仲良くしてくださいね、

という気持ちを抱きながら、なるべく無理はしないのが、

実は長続きするコツなのではないかと思っています。

 

素敵な人、魅力いっぱいの人に出会うと、

ごく自然に自分を省みることになるようです。

占い師は、たくさんの方と向き合ってお話しする職業です。

読書とはまた違った学びがあり、ほんとにありがたいことだなあと思っています。