うんと年下の人だけれど、とても尊敬できる人がおられます。
わたしはその方が大好きなもんで、普通に会話しているだけでも、
自分が犬のように尻尾をぶんぶん振っている気分になります。
その時間が楽し過ぎて、うれし過ぎて、ハアハアしてる感じ。
いやあ、恥ずかしいです。
自分の方がかなり年長なのに。
落ち着こうよ、と言いたい。
相対している自分の浅薄さがバレバレです。
自分がえらく卑小にも感じられ、
こんなわたしですみません、という気持ちにすらなります。
これは何なんでしょうね。
彼女は他人に対して圧力を感じさせる人ではないし、
情緒安定型で、こちらが緊張する必要はまったくないのです。
たぶん、リクツじゃなく、人間としての魅力に圧倒的な格差がある。
それを感じ取って、無意識にひれ伏している、ということなのでしょう。
たはは。ちょっと情けないですね。
けれど、そういう人と知り合えたのは僥倖です。
このご縁を大切にしたいと思います。
が、ここで、レベルを合わせようとヘンに背伸びをしたりすると、
台無しになってしまうんですよね。
人間関係は淘汰されていくものなので、同じ形、同じ密度ではいられません。
自分は自分のままで評価されるしかないわけで。
こんなわたしでよければ、これからも仲良くしてくださいね、
という気持ちを抱きながら、なるべく無理はしないのが、
実は長続きするコツなのではないかと思っています。
素敵な人、魅力いっぱいの人に出会うと、
ごく自然に自分を省みることになるようです。
占い師は、たくさんの方と向き合ってお話しする職業です。
読書とはまた違った学びがあり、ほんとにありがたいことだなあと思っています。