京都 四条高倉の占庭から

持って生まれたエネルギー

生年月日で命式(一生の運気を表したもの)が決まるのですが、

その並んだ8つの星のエネルギーが、強い人と弱い人があるのです。

星にはひとつひとつポイントがあり、エネルギーを点数換算して、

そのトータルが高い、低いで、エネルギー量をつかみます。

けれども、一生の運勢は、若年期・中年期・老年期と、

大きく三つに分かれているので、

それぞれどの時期に、どれくらいのエネルギーがあるか、

というのも重要になってきます。

 

ここでいうエネルギーというのは、運気の強さと思ってください。

大きなことを成すには、気力・体力・知力など、

常人以上のものがある方がいい。

エネルギーの大きな人は、それができるポテンシャルを予め保持している、

基礎体力はバッチリ!という認識でOKです。

けれども、そのエネルギー、大きければいいというものでもないんです。

 

 別にビッグにならなくていい。

 ごくフツーに、そこそこ健康で幸せに暮らせたら十分。

と思っている人に大きなエネルギーは必要ありません。

 そういう人は省エネな人ってことなんだから、

 使わなかったエネルギーは余らせておけばいいじゃん。

と思われるかもしれませんが、余ったエネルギーは消えてはいかないんですね。

出どころのない余剰エネルギーは、どこかへ出ようとします。

そしてそれは、あまり良い出方をしません。

体調面を悪くしたり、周囲の人にとばっちりのような形で出たり。

 

大きなエネルギーを持つ人は、その大きなエネルギーを使い果たしてこそ、

活かされます。

だから、ラクをしていては、却って運気が悪くなる場合もあるわけです。

大きなエネルギーを自分や家族だけのために利己的に使うのではなく、

社会に還元していきたい!というくらいの志を持って、

世のため、他人のために、奉仕的に消費するのが一番活きる使い方です。

使い切ってこそ、自分自身の運気も上がる、ということなんですね。

 

大きなことをやりたくて、大きなエネルギーを欲しい!と思っても、

それは生まれたときに決まっています。

静かに慎ましく生きたいだけなのに、膨大なエネルギーの持ち主、

という方もおられます。

ひとりひとり、だれもがそれぞれに「使命」を持って生まれてきます。

どう生きるのが持って生まれた星の流れにマッチしているのか、

を知ることは、いかに自分の運気を有効に使えるか、

ということでもあります。

そして、ご自分の「役目」を果たす道も見えてくるのです。

 

昔はよく、運気の強い女性のことを「後家相」と言いましたよね。

最近は、後家って、あんまり聞かなくなりました。

いまはエネルギーの強い女性が「家」に押し込められることも少なく、

ちゃんと活躍できるステージもある世の中です。

それで、エネルギーの強いオクサンのとばっちりでダンナさんが早死しちゃう、

なんてことも少なくなったんじゃないですかねー

それは双方にとって、よい時代と言えると思います。