子どもの手は小さいし、大人の手は大きい。
そんなん、当たり前のことですね。
けれど、体の割に大きな手もあれば、小振りに感じる手もあります。
手のひらが割合的に、大きな人は慎重派。
小さな人は思い切った行動をしがちです。
そこに手相のある線をミックスすると、
① よく考えて考えて、動かない人
①’ よく考えて考えて、決めたら思い切った行動に出る人
② 決断は早いけれども、行動には慎重な人
②’ 考えるよりも動く方が早い人
と四つの行動パターンに分かれてきます。
それぞれ、慎重派であっても、行動派であっても、
色合いがガラっと変わってくるわけですね。
例えば、夫婦仲が悪くて、奥さんが家出をするとしたら、
①の人は、どんなに別れたくても、いろんな理由を考え、
辛抱に辛抱を重ねるタイプ。
①’の人は、あらゆるパターンを考え尽くして、
自分の中で決着がついたら、とっとと家を出るタイプ。
②の人は、決意は秘めたまま、水面下で準備万端整えておき、
ベストのタイミングがくるまでは、静かに待っているタイプ。
②’の人は、「そうだ、家出しよう」とひらめいたら、もう家にいません。
といったところでしょうか。
そこへ、情に流されやすいかどうか、依存心が強いかそうでないか、
ガッツがあるかないか、はたまた恋をしやすいかどうかも影響あるかな。
いろんな線を見ながら、読み解いていくわけです。
手相は、現在のその人をそのまんま表します。
過去の傷が残っていることはありますが、やはり現在が強く出ます。
将来の線は、今後変化していく可能性も高いので、
ざっくり、こんな感じかなあ、
くらいの受け止め方がいいんじゃないかと思っています。
なので、わたしは手相では、主に現在のその方の状態と、
持病など、体の弱い部分を観ています。
「命」で観ればメンタルが強そうなのに、手相はかなりデリケート、
なんていう場合は、今、心が常にないダメージを受けているってことでしょう。
複数の占術をミックスして観るというのは、
アプローチの仕方が増えるだけではなく、
運気と、その方のありようの両方が見えてくる、ということなのです。