京都 四条高倉の占庭から

手からわかるもの

子どもの手は小さいし、大人の手は大きい。

そんなん、当たり前のことですね。

けれど、体の割に大きな手もあれば、小振りに感じる手もあります。

 

手のひらが割合的に、大きな人は慎重派。

小さな人は思い切った行動をしがちです。

そこに手相のある線をミックスすると、

① よく考えて考えて、動かない人

①’ よく考えて考えて、決めたら思い切った行動に出る人

② 決断は早いけれども、行動には慎重な人

②’ 考えるよりも動く方が早い人

と四つの行動パターンに分かれてきます。

それぞれ、慎重派であっても、行動派であっても、

色合いがガラっと変わってくるわけですね。

 

例えば、夫婦仲が悪くて、奥さんが家出をするとしたら、

 

①の人は、どんなに別れたくても、いろんな理由を考え、

辛抱に辛抱を重ねるタイプ。

 

①’の人は、あらゆるパターンを考え尽くして、

自分の中で決着がついたら、とっとと家を出るタイプ。

 

②の人は、決意は秘めたまま、水面下で準備万端整えておき、

ベストのタイミングがくるまでは、静かに待っているタイプ。

 

②’の人は、「そうだ、家出しよう」とひらめいたら、もう家にいません。

 

といったところでしょうか。

そこへ、情に流されやすいかどうか、依存心が強いかそうでないか、

ガッツがあるかないか、はたまた恋をしやすいかどうかも影響あるかな。

いろんな線を見ながら、読み解いていくわけです。

 

手相は、現在のその人をそのまんま表します。

過去の傷が残っていることはありますが、やはり現在が強く出ます。

将来の線は、今後変化していく可能性も高いので、

ざっくり、こんな感じかなあ、

くらいの受け止め方がいいんじゃないかと思っています。

なので、わたしは手相では、主に現在のその方の状態と、

持病など、体の弱い部分を観ています。

「命」で観ればメンタルが強そうなのに、手相はかなりデリケート、

なんていう場合は、今、心が常にないダメージを受けているってことでしょう。

複数の占術をミックスして観るというのは、

アプローチの仕方が増えるだけではなく、

運気と、その方のありようの両方が見えてくる、ということなのです。