京都 四条高倉の占庭から

手のひら=手相

今朝、バスからぼんやり外を眺めていたら、もうイチョウが色づきかけていました。

つい数日前まで半袖でも暑いくらいだったのに、急にひんやりしてきていて、

ちゃんと季節はめぐっているのだなあと感心してしまいます。

わたしは、いま55歳ですが、振り返って、24歳の秋が一番つらい季節でした。

胸が痛くなるほどうつくしい黄色に染まったイチョウを見上げて、

悲しくても、つらくても、イチョウのうつくしさは胸に沁みるなあ。

と思いながら、泣きそうだったことが忘れられません。

 

バス通りの交差点にある民家の2階の東側の出窓に、

猫が丸くなっているのも見えました。

朝陽が当たるそこは、夏の間は空席になっているのですが、ひんやりし始めると、

ふたつの出窓に猫が2~3匹ひなたぼっこをするようになるんです。

知らないお家の窓にも、秋が来ていました。

 

 

昨日、録画していた大河ドラマを見ていたのですが、その中で、大泉洋さんが

自分の手の異変に気づき、手のひらをじっと見るシーンがありました。

大泉さんの右手のひらがアップになり、くっきり映っていたので、

巻き戻して、一時停止して、しげしげと手相を観てしまいました。

さすがに細かいところは判別できないし、左手が観られないのも残念ですが、

ほうほう! なるほど~~~と、興味深く拝見しました。

人生の半ばで、生活の場が変わる、もしくは生き方が大きく変化したりする、

切り替わりの線がくっきり出ていました。

仕事に関しては、精神寄り、物質寄り、とどちらかに偏らず、

とてもバランスの取れた考えの持ち主のようでした。

お金のためならどんな仕事でもする! ということもなければ、

やりたいことのためならお金はいらない! という人でもなく、

どちらもそこそこ大事にしたいし、軽視もしたくない線、というわけです。

それと、深刻なほどではないけれど、疲れの線も出ていましたね。

あと、とても強運でラッキーな線が、あるような、不完全なような、

うーーーん、どっちやろ? って感じで、確認できなかったのが残念。

ああ、気になるなあ~

テレビや映画で手のひらが映ると、気になってしょうがないのは、

手相観の性と言いますか、宿命と言いましょうか。

昨日の大泉さんのように、そこそこ納得の相の時もあれば、

意外だなあーと思う時もあり、そのどちらもがおもしろいものです。

実際にじっくり観てみたいなあと興味を引かれる俳優さんやタレントさんもあれば、

全然興味ないなーという手相の方もおられます。

 

手相は線だけを観るものではなく、手の厚みや、色合い、その弾力、

指の形・長さ・太さ、ホクロの位置・色・濃さなども重要なので、

写真や映像で手のひらだけを観ても、わかる範囲は限られています。

時々、写メで手相を送って来られる方もあるのですが、

写真というのは光の加減もあるので、参考程度に、と思っていただきます。

 

たまに、自分の手のひらをじっと見てしまうこともありますが、

自分の手相は希望的な部分だけを観たくて、悪いところは観たくないタイプ。

自分の手相を観ていつも思うのは、わたしってこんなに我が強かったっけ? です。

隠れ、我の強い相なんですねぇ。

まあ、マイペースであることは間違いないです。

今、観てみましたら、疲れの線がザクザク出ていました。

たしかにここのところ、色々と体調を崩し気味で弱っているんですよねー

ムリしたらあかんのよ、と自分で自分に言い聞かせておくとしましょう。