京都 四条高倉の占庭から

4月半ばまで休業することにしました

前回のブログ更新時から2日しか経っていないのですが、

状況が悪化の一途をたどっているので、占庭も軌道修正です。

いろいろと考え、迷いもしました。

営業を続けていくことも、休業することも、どちらも不安には違いないのですが、

占いという業種では、いまは休業するほうが誠実なのかもしれない、

と思い、決めました。

明日まではご予約もちょうだいしていますので、営業しまして、

4月はひとまず半ばまで休業することにいたします。

その後につきましては、状況を見ながら判断していくことにしますね。

 

電話やメールでの占いは、引き続き行っていきますので、

ご希望の方がおられましたら、こちら ⇓ までお気軽にお問合せくださいませ。

電話 09028049716

メール kyotouraniwa@gmail.com 

 

こんな降ってわいたような何の予定もないお休みは、全然うれしくないわけですが、

ただ不安に押しつぶされそうになるのもシャクなので、

ふだん時間がなくてできなかったことを家で愉しみつつ過ごしたいです。

 

みなさまの生活もいろいろな影響が出ていることと思います。

誰だって不安ですよね。

せめて気持ちは穏やかに、心は健やかでありたいです。

当面の営業はこんな感じでやっていきます

新型コロナウィルスの影響が広がり続ける毎日。

ひと月前くらいは、それほど恐ろしい病気でもないのでは?

という楽観的な感覚でいて、とにかくわからないことだらけなので、

情報を集めつつ、様子を見ていよう、と思っていました。

ところがですね、ここのところのイタリアやスペインの惨状、

イギリス、フランスの危機感を見ていますと、

日本だけは例外なんてことあり得へんやろ、と考えるようになりました。

国内でも、あちこちで、

不要不急の外出の ”自粛を要請” なんていう中途半端であいまいな言葉が流れていて、

なんかそういうのも日本らしいと言えばらしいのか、とも思ったり。

 

これまで占庭は、クレベリンを置いたり、除菌シートでまめに拭き掃除をしたり、

マスクを着けたりして、こんなことで効果があるのかしら? と思いながらも、

いつもと同じように営業してきました。

対面占いというのは、まぎれもなく「濃厚接触」なので、

通常通り、絶賛営業中です! というのも憚られます。

かといって、お客さまからのご要望をお断りするのも心苦しい。

もちろん営業的にも完全に休業するのは厳しいです。

といろいろ悩ましい状況であるのは間違いありません。

が、悩ましいとか、そんなこと言うてる場合じゃない! と早晩なる可能性も高い。

 

ということで、これからしばらくの間は、以下のような営業にさせていただきます。

 

・対面占いをご希望のご予約は引き続きお受けします(前日までに連絡ください)

・営業日当日のご予約のお客さまが終了したら、早じまいします

・営業日前日までにご予約がない場合は、臨時休業します

・メールや電話での占いもお受けいたします

 

今後、状況が変わり、医療関係や、生活必需品を扱う店舗以外は閉めるように、

というような要請が出される、もしくは、わたしが体調不良になる、

などの場合は、一定期間休業ということになる可能性もあります。

予測不能の毎日が続いていますので、臨機応変に対処していくしかありません。

みなさまも、どうぞ心身疲弊されませんよう、なるべく穏やかにお過ごしください。

できる用心をしながら、いつもとは違う生活や時間の過ごし方を嘆くよりも、

いっそ活用する心持ちにできたらいいですね。

 

とは言うものの、フツーの暮らしがいつごろ戻るのか、待ち遠しい限りです。

しかし、とにかく、いまは健康第一。命最優先です。

ブレイディみかこさんのエッセイ、オススメです

新型コロナの影響がどんどん広がっています。

外国の人気のない街の様子を見ていると、

近々、日本もそうなったっておかしくないのだろうな、と感じます。

桜も咲き始めましたが、今年は無邪気にお花見もしてられないような状況で、

世の中がどうなっていくのか、不安になりますね。

それでも、生活は続いていくわけですから、できる用心をして、

なるべく心身を健やかに保つよう心掛けるしかありません。

相手は未知のウィルスで、いま打っている手がそこそこ正しいのかどうかすら

誰にもわからないことで。

いま、生きている日本人で、こういう疫病による社会不安にさらされた人って、

ほとんどいないんじゃないでしょうか。

たまたま滞在してた外国で、そういう経験をした方は稀だと思いますし、

おそらくは99%以上の人が、初めての恐怖を経験しているってことですよね。

どんなことにも終わりはいつかくるので、さて、それがいつごろになるのか、

どういう形で決着するのかをちゃんと見届けたいです。

 

いま『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』という本を読んでいます。

著者のブレイディみかこさんは、以前、筑摩書房のPR誌「ちくま」に、

『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』を連載されてて、

それがめちゃくちゃおもしろくて、ファンになりました。

6月に刊行されるようなので、改めてまた読みたいです。

ブレイディみかこさんは、音楽好きが高じて英国へ通いつめ、

音楽ライターとなって、英国で結婚し、子どもをひとりもうけられました。

その後、保育士になり、彼女曰く「底辺保育園」で保育を続けることになりました。

いま読んでいる本は、彼女のひとり息子が上品なカトリック系の小学校から、

上品ではない元底辺中学校へとイレギュラーな進学をし、

その息子さんの経験を通して、感じたことがつづられています。

『ワイルドサイド ー』を読んでいたときも、英国の労働者階級の人たちの暮らしや、

彼らにとってEU離脱はどういう問題だったのか、

また、英国人にとって、無償医療サービスはどういうものなのか、など、

実際に住んでいないとわからない話をたくさん知ることができたのですが、

今回は、保育や教育、学校、ボランティアなど、子育て視点での話なので、

また違ったおもしろさがあります。

 

他国の話を見聞きすると、つい、自国と比べてどうなのか、と考えがちですが、

それぞれの国に成り立ちや歴史があって、いまがあるわけで、

いいところだけ、悪いところだけを取り上げて、どっちがいいとか劣っているとか、

そういうことを考えるのは、ほんとにナンセンスだなあと感じます。

教育についても同じで、システムやプログラムの優劣とかそんなことよりも、

何をどう感じ、自分の考えにしていくのか、

その基本となるところを大人たちが誠実に育てる努力をすることが、

大事なのだろうと思います。

大人も子どもからたくさんのことを学び、子どもに育てられます。

それこそが子どもと関わる醍醐味ともいうべきところで、

お互いにとって、非常に幸福なことだと思います。

 

ブレイディみかこさんの文章は飾りがなく、とても率直で正直です。

読み手を教育してやろう、なんてところがないのがいいです。

「こういうことがあったの」と投げかけるだけ。

そこから考えるも考えないも、自分なりの判断をするもしないも、

それらは読み手にゆだねられます。

でも、そこに押し付けがないからこそ、必ずや、たくさんのことを感じ、

考えることになります。

ブレイディみかこさんの文章にはそうさせていく力があるのです。

おでかけ鑑定&臨時休業のお知らせ

急遽、3月15日(日)は、上七軒での西陣ro-jiマルシェさんに伺うことになり、

占庭の店舗営業は臨時休業とさせていただきます。

 

詳しくはこちらをご覧ください ↓

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ピンチヒッターなので、占庭の名前は入っていません。

お話をいただいた時、ちょうど、15日のご予約がまだゼロだったんです。

ご縁があった、ってことかなあ、と思います。

 

☆ 11~16時

☆ タロット&手相

☆ 15分・1000円

※ ご予約不要

 

こういう時期ですので、ぜひいらしてください! とは言えないのですが、

お気が向かれましたら、どうぞおいでくださいませ。

 

おでかけ鑑定、久し振りなんですよね~

やっぱりワクワクします。

正義は不自由だ

今朝は早い時間のご予約がなかったので、出勤前に知恩院さんへ。

京阪電車祇園四条駅から四条通を東へと歩いていくのですが、

いつもは外国人観光客で歩きにくいほどの歩道もガラガラです。

南座祇園花月は休演。通りの路面店も、営業時間短縮の貼り紙があちこちに。

タクシーも空車が目立ちます。

 

知恩院さんは、9年も掛けた御影堂の大修理が完了していて、

4月の半ばから落慶法要が営まれる予定なんですけど、

どういう形で行われるのでしょうね。

こういう時だからこそ、仏さまのお力にもすがりたいところですが。

 

帰り道の参道で、ふわっといい香りが流れてきました。

沈丁花でした。

マスクをしていても気づかせてくれるのはさすがというか。

ほうっと気持ちが和みました。

いつも通りに暮らしているつもりでも、やっぱりどこか緊張してるんですかねー

ありのままであることが癒しになる。自然の力は、えらいもんですね。

すぐにバスに乗らず、歩いていてよかったです。

 

飲食店も、いまはお客さんが少ないのだそうです。

閉店してしまったら困る贔屓のお店に、足を運んでおきたいと思います。

みなさんもそうなさっては? とは言いません。

いまの世の中、誰もが「正義」の側に立とうとしているような気がしてなりません。

でも、「正義」って人によって違うところもありますでしょ。

みなさんもこう考えましょうよ、と促すのは悪くはないですけれど、

こうすべき! になるのは怖いです。

自分の正義、世間の正義を他人に押し付けたり、それで叩いたりするのは、

とても恐ろしい。

自分は正義の側に立っていると信じている人は、

違う意見の他人を断罪する権利をも得ていると勘違いしてしまうんですよね。

断罪する側にもされる側にもなりたくないので、

「正しくありたい」気持ちの強い人とは、近くなりすぎないようにしています。

お互い、いい距離を保っておけば大丈夫。

 

さ、今日の占庭もご予約が少ないので、いつもは混んでいるおいしいお店に、

お昼を食べに行ってきましょかね。

群集心理にご用心

暖冬のまま3月を迎えましたね。

今日はひな祭りですか。早いなあ。

世の中は新型コロナで右往左往し、店舗に隣接しているデパートも、

今月は毎週火曜日が臨時休業日になりましたし、

催事場での北海道市のイベントは中止になったようです。

周辺の大規模小売店舗も、営業時間を短くしたりしています。

先日は、トイレットペーパーをはじめとする紙製品の品薄デマが広まったりで、

なんかもうぐったりすることが続きますね。

そのトイレットペーパーですが、騒動の数日前、

品薄になるんじゃないか? という情報がチラリと流れ始めたとき、

そんなあほな、と思ったのですが、あと数ロールしか予備がなかったので、

1パック買っておきました。

以前、マスクがもうなくなるから買っておかないと。でも来週でいいかな。

と思った数日後に、一斉に店頭から消えて困ってしまったので、

その轍は踏まじ、と。

けれども、マスクは普段着けてない人がみんな着けるようになれば

供給が追いつかなくなる、という理屈はわかるのですが、

紙製品については需要が増えるわけではなく、

メーカーも十分在庫があると言っているのだから、

当座、必要なだけあれば問題ないことで、どうして買い占めや転売に走るのか、

意味がわからないー

と思っていたのですが、これが群集心理ってやつなんですよね。

 

占いでも、この群集心理に引っかかりやすい人、という星があるんです。

普段は真っ当な判断ができる人なのに、追い詰められたり、アワアワすると、

てきめん、周囲の勢いにのまれた判断しかできなくなる、というタイプ。

 

群集心理、って言葉を聞き慣れない方もおられるかもしれませんね。

こちらのサイトがわかりやすかったので、引用しますね。

http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/deai/gunsssyu.html

 

今回の紙製品の買い占めは、これらのなかの、

「被暗示性」と「感情性」ということでしょう。

被暗示性とは、暗示のかかりやすさ。
群衆の中の一人になると、被暗示性が高まり暗示にかかりやすくなる。
いつもならもっと冷静な人なのに誰かの意見に簡単に乗ってしまったり、その場の雰囲気にしたがった行動をしてしまいます。大きな声や、はっきりとした号令、命令につい従ってしまいます。また、他の人の思いがまるで伝染するように、共通した考えや感情を持ちやすくなります。

 

感情的になる。論理的に考えられなくなる。
想像してみてください。自分たった一人で、コメディ映画を見ているときと、大勢の人と一緒に見ているときでは、どちらが笑うでしょうか。
怒りも、笑いも、感動も、大勢の人と一緒の時の方が、大きくなりやすいのです。

 

群集心理に左右されやすいタイプの星を持つ方には、

”うわっ”と言われた時には、そのうわっとした勢いで決めないようにしてください。

そういう時こそ、ひと呼吸おいて考えてみたり、誰かに相談したりして、

慌ててひとりですぐに決めてはだめですよ。

テンパった時の判断は間違えやすいということを意識しておいてくださいね。

と伝えています。

 

けれども、今回の世の中の動きを見ていますと、

そういう星を持ってるか持ってないかとか、関係ないのかも、と思ってしまいます。

絶え間なく流れて来る大量の情報から、有効なものだけを選別するって、

ほんとうに難しいですよね。

また、正しいかどうかにこだわりすぎてしまうと、

それが差別や排除を生んだりすることにもなったりもしかねないし。

やっぱり最後の砦となるのは、それぞれの人々の品格なのかなあと思います。

世の中が浮き足立っているときに、どれくらい自分を保ち理性的でいられるか、

ってことでしょうか。

いや、しかし、戦時中は清貧を貫いて餓死してしまった人もおられたし、

品格だけでは生きていけないところもあるわけで、そのあたりの兼ね合いというか、

人としての按配はとても難しい、ということですね。うーーーん。

菜花のバリア

現代はもう「疫病」で社会全体が不安になり、混乱する時代ではない、

と思いこんでいたのですが、科学や医療がどれほど進歩しても対処しきれない病、

いえ、むしろ進歩することによって新しい病が生まれることもあるのだ、

ということを思い知らされる毎日です。

消耗しますね。

もういろいろとうんざりです。

けれども、正気を失っては終わりなので、不確かな情報に翻弄されないよう、

自分なりに考えて、判断していきたいです。

 

そこで、今日はわたしが最近、気がついたことを問いかけたいのです。

唐突ですが、わたくし、菜花が大好きなんです。そう食べる菜花です。

実は菜花を食べるようになったのは、ここ数年のこと。

どうも「苦いらしい」というのと、茎の部分が堅そうに見えるのと、

花を食べるということに違和感もあって、食べず嫌いで敬遠してきました。

しかし、一度、知人から、家にいっぱいできてるから、といただき、

食べないのはもったいないので、菜の花といえば、やっぱからし和えでしょ、

クックパッドでレシピを検索しまして作ってみました。

https://cookpad.com/recipe/4901638

そして、後悔しました。

こんなにおいしいものをなんで長年、食べずに過ごしてきたのか、と。

それ以来、シーズンになると直売所で毎回、買っています。

菜花はいいダシも出ると知って、高野豆腐と炊き合わせてみましたら、

色合いもきれいでおいしかったのですが、温め直したりしていると、

菜花がクタクタになってしまったので、煮物にされる場合は、

食べきる量だけにしておいたほうがよさそうです。

 

で、ですね、その菜花ですが、料理する前に洗うわけです。

水を張ったボウルなどに浸けて洗う際、非常に水をはじくことに気がつきます。

まるでバリアを張ったように、菜花のまわりに水との境界線が現れます。

これで、ちゃんと洗えてるのかしら? と思うほどです。

その時、菜花以外にも、こういうお野菜があったよね?

と思い出したのがブロッコリ。

菜花ほどではありませんが、やっぱり水をはじきます。

共通点は、どちらもアブラナ科ということですが、関係あるんですかねー

ちょっと調べてみましたら、残留農薬では? 

と警戒される人もおられたみたいですが、そうではないようです。

茹でて水にさらすときには、もう水をはじくことはないので、

そのバリアは熱で弱まっていくのかな。

 

というそのあたりのことをですね、詳しい方がおられましたら

教えていただきたいのです。

とういうのが、本日のブログの趣旨です。

よろしくお願いします~