算命学では、生まれてから死ぬまでの運気の流れが、
若年期、中年期、老年期と大きく3つに分かれています。
他にも10年ごとに切り替わる運気やら、
年ごと、月ごとの運気が表れます。
それとは別に20年間のぽっかりした運気などもあるんですが、
これは生きている間に巡ってこない人もあるので、
だれにでも表れる期間というわけではありません。
その10年ごとに切り替わる運気というのが、
わたしの場合は4歳運で、4歳、14歳、24歳・・・と、
4のつく年からの10年間で区切られています。
不思議なもので、わたしは4歳のときに関西から倉敷へ引っ越して、
44歳のとき、倉敷から関西へ戻ってきたんですね。
ま、ただの偶然かもしれませんが、そうして、
ちょうど40年間を倉敷で過ごしたことになります。
個人美術館としては、かなり大きく、充実していて、
わたしも大好きなところ。
素晴らしい作品が目白押しなのですが、一番有名な所蔵品は、
エル・グレコの「受胎告知」でしょう。
西洋絵画というのは、教会と関係も深かったので、
宗教画がたくさんありますよね。
キリスト教の信者でなくても、
ああ、あの聖書のワンシーンだな、とわかります。
「受胎告知」も、星の数ほど描かれてきたことでしょう。
天使ガブリエルが、マリアさまに処女でありながら身ごもることを告げる、
というシーンです。
数多ある受胎告知に描かれたマリアさまの手の表情が、
右手をあげていたり、両手を胸の前で交差していたりと、
違いがあるのですが、それにはちゃんと意味があるのだと、
先日、読みました。
右手をあげているのは、処女懐胎を告げられ、
「どうしてそんなことがあるというのでしょう?」
と問いかけている場面なのだそうです。
で、両手を胸の前で交差しているのは、
困惑→受け容れに至った場面だそうで。
大原美術館の作品は、問いかけてらっしゃるシーン、ということですね。
西洋絵画には、いろいろな約束事があるようで、
キリスト教の影響が色濃いタロットカードの絵柄にも、
それを踏襲しているものが多く、とてもおもしろいです。
タロットカードの意味を学ぶ際に、
そういう西洋絵画のお約束的なものも併せて知ると、
カードの厚みが増し、タロットの世界観が、広く深くなるように思います。