京都 四条高倉の占庭から

年を取ると1年が早く感じられるのはなぜ?

今夜は今年最後の満月なのだそうですよ。

出ました! 「今年最後」ワード。

これからいろいろ今年最後のなんとかが出てくるのかなあ。

もうそうやって焦らせるのやめてほしいわー 12月から1月になるだけなのに。

とか思いながらも、去年の教訓から、今年は忘れずにしたことがひとつあるので、

ちょっと自慢してもいいですか。

 

わたしが住んでいる市は、粗ごみ(燃えない・ビンカンでもない)の日が

設定されてなくてですね、電話やネットで予約した日に出すことになっています。

ひと月に、一家庭1回限りという決まり。

去年、12月も半ばを過ぎて、出したいゴミもあらかたまとめ、

ヨシ! 予約しよ、と思ったら、年明けしかもう空いてなくて。

えええ~~~~ 来年まで持ち越し~~~? 何のための大掃除か、、、、

とテンションがダダ下がったんですよ。

で、今年は第三週の収集日に照準を絞ってですね、早めにチェックしてました。

早すぎるとまだ第二週までしか予約できず、仕切り直し。

そんなこんなでまたしてもうっかり忘れそう、、、、という不安におののきながら

何回も何回もチェックし、首尾よく第三週で予約が取れました。グッジョブ。

ええ、まだゴミはまとまっていないんですけどね。ははは。これからこれから。

 

先日、夕飯の洗い物をしていましたら、リビングのテレビから、

「大人になると1年が早く過ぎてしまうと感じるのはどうして~?」

というのが聞こえてきました。

すると見ていた夫が、

「そりゃあ二十歳の1年と、六十歳の1年では、1/20と1/60の違いがあるんだから

密度が違って当たり前だろ~」

とドヤ顔で答えてたのですが、チコちゃんは

「ワクワクしなくなるから~~~」

と答えるではないですか。えっとどういうこと?

 

若いと未経験のことも多く、1年間のいろんなイベントにも特別感があったり、

新鮮さがあったりすると。

そのいちいちに感動したり、ワクワクしたりすることで、同じ1年でも、

記憶に残る経験の量に差が出る(意訳)、みたいな説明がされていました。

 

大人になるとワクワクしなくなる、と言われると、

なんか心外なんだけど! と思ったりもしますが、

たしかにそう言われたらそうかもなあ、と納得してしまいました。

バスの降車ボタンを我先に押そうと待ち構えている子どものような感性は、

もはやないですもん。誰か押してくれたらええのに、と思うくらいで。

そういうことか、と思ったわけですよ。(そうなのか?)

 

ところが今朝、わたしは新説を発見したのです。

火野正平さんが自転車で日本全国を旅する番組「こころ旅」をご存知ですか?

自転車で坂を上るのはつらいけど、下り坂はスイスイで、そのたびに、

「人生下り坂サイコーーーー!」

とうれしそうにおっしゃる。

これだ! とひらめきました。

 

若く、人生登り坂の人たちはしんどいことも多くて、時間もかかる、と。

ところがピークを過ぎ、あとは下るだけになったらば、

転がり落ちんばかりに、だーーーーーっと過ぎ去っていくではないか。

そうか、下り坂か! ということで、

 

 下り坂のほうがスピードが出るから~~~

 

というのがわたくしの説であります。

ご清聴ありがとうございました。