京都 四条高倉の占庭から

広告研究会のみなさんありがとうね

今日は気温が20℃くらいまで上がるとか。

家を出るとき、何を着て行けばよいのか迷いました。困ります。

昨日はハクモクレンが咲いているのを見かけて、えっ、もう? と思ったのですが、春が来てるんですよねー

 

占庭的にはもうだいぶ ” 押し詰まってきました ” という感じです。

お店が閉まる前に! と関東や九州などの遠方からたくさんの方がおいでくださり、うれしいやら恐縮やら、です。

ありがとうございます。

 

2011年に上京区でお店を開いて間もないころ、同志社大学の広告研究会のフリーペーパーに広告を載せてもらいました。

同志社大学とはなんの縁もなかったのですが、当時のお店から一番近い大学が同志社だったのと、活発に活動されてそうだし、作っているフリーペーパーも魅力的だったので問い合わせてみたのです。

すぐに連絡があり、キチンとスーツを着たしっかりした女子学生が訪ねてくれました。

しかも10分前に、これから伺ってもよろしいですか? って確認の電話をくれるというカッチリぶりです。

来店してくれた「営業」担当の2回生は、

「あなたはいますぐ社会に出ても大丈夫」

と太鼓判を捺せるほどの学生さんで、レベル高ぁ~! と感心したものです。

で、その後、広告研究会、略して広研の学生さんたちが、入れ替わり立ち替わりお客さんとして来てくださり、すっかり仲よしになりました。

来店してくれた学生さんのお母さんもたくさんおいでくださって、いまやもう大事なお友だち、という人もおられるほどです。

ほんとうになんとありがたいご縁でしょうか。

 

今月、当時の広研の学生さんたちが何名も来てくださっています。

卒業後もご縁が途切れず、仕事、恋愛、結婚、子育てなど、いろんな話を聞かせてくれ、もうすっかり大人になったみなさんが、閉店までに、と顔を見せてくれる、ってサイコーです。冥利に尽きるってやつですよ。

なにしろ「学生さんが多い京都に出店したい」という気持ちで選んだ街ですからね。

ありがとう、ありがとう。

 

占い師を続けてきて、占庭を始めてよかった、と思うことはいろいろありますが、若い人が成長していかれるところを見せてもらえることは、大きな喜びのひとつです。

つい遠い親戚のおばちゃんみたいな目で見て話してしまうわけですが、親でもなく、上司でもなく、近所の人でもない、うんと年上のわたしだから話せることもあるのかも、と思うことにしています。

もうね、みんなにしあわせになってもらいたいの。

まったく苦労のない人生なんてあり得ないので望みようがないけれど、再起不能なほどの苦難には遭わず、出会ってしまった困難はなんとか乗り越えてひと回り成長し、それぞれに素敵なひとになっていってね。

そんなことを考える3月です。