京都 四条高倉の占庭から

しいたけさんの新刊『12星座の蜜と毒』

昨日の朝、四条大橋を渡っていましたら、サンタ衣裳をまとったライダーの一群が。

15台くらいでしたかねー

中にはトナカイを抱えるようにして運転している人もいて、

歩道からさかんにスマホを向けられていました。

たまたま出会えてラッキー☆ そしてハッピーな気持ちになりました。

この年の暮れにサンタ姿でバイクで走るってのは、

なかなかつらいものがありそうですけれど、きっとたくさんの笑顔に会えますね。

 

 

先日、しいたけ占いのしいたけさんの新刊が上梓され、

amazonなどでは品切れになっていたのですが、わたしはうまく書店で買えました。

『12星座の蜜と毒』

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(例によって微妙な写真・・・ すみません)

 

著者がしいたけさんなのだから、毒って言うてもとてもソフト。

甘苦いような、痛痒いような。

読んでいると、毎週月曜日の「週間しいたけ占い」のように、力づけてもらえます。

かつ、内容がとてもみっちりしていて、おトク感のある一冊です。

 

占庭のお客さまにも ”しいたけ占い” のファンの方が多いのですが、

そのみなさんがおっしゃるのは、

「なんであんなにわかるの?」

「どこかで見てるの?って思ってしまう」

です。

自分のなかにあった、もやもやとしていた部分を

「よくぞ言語化してくださいました!」

という気持ちになるのだそうです。

それ、すごくわかるんですよねー

 

本書の中で一番わたしが、ギョッとしたところは、

 

共感する・共感されるのが面倒くさい

 

でした。

バレた? って感じですよ。

占い師がそんなこっちゃあかんがな、ですよ。

でも、ホントそういうのが苦手なんです。

なので、ちゃんと共感しなくっちゃ、と思った時期もあったのですが、

いまはそんなハリボテな共感は意味がなかろう、と思ってムリはしていません。

けれども、人それぞれの「つらい」「くるしい」「かなしい」は、

そのまま感じて受け取るように、心しています。

 

そして笑ったのがここ。

 

ネットの世界でもあなたは、誰かに絡まれる、干渉されるのが

あまり好きではありません。

 

ネットに限らず、かまわれるのも、イジられるのも苦手なら、

気を遣ってもてはやされるなんてのは超苦手。

「いーの、いーの。どーぞほっといてください。お願いだからそっとしといて!」

と思ってしまうのは、控えめで謙虚だから、なんていうんじゃなく、

ただ、自分のペースを乱されるのがイヤなんだろうなあ。ふむふむ。

と改めて認識したり。

おもしろいです。

 

しいたけさんの占いは全然「上から」じゃないところがうれしい。

弱いところ、ダメな部分を決して否定しないやさしさと、

言葉の力を信じて、真摯に「わかりやすく伝えたい」という愛が感じられます。

 

「毎週、月曜日の『しいたけ占い』を読んで、力をもらって、

 よし、一週間がんばろっか、って思えるんです」

という方の多いことね。

わかります。

もちろん、わたしも同じです。

 

子どもの頃から占いフリークのわたくし。

「星うらない」のレベルから、西洋占星術の本はたっぷり読んできました。

だもんで、自分の星座の特徴の定番フレーズは耳タコ状態です。

どの本でも、まあそういう個性なんやろな、と読み流してしまうのですが、

しいたけさんの文章には、意外なところを突かれてしまってですね、

その慧眼に動揺を禁じ得ないのでありますよ。

そこが他の占いにない魅力の蜜であり、中毒性にもつながるってことでしょうね。