人の顔って、哺乳類系のキツネ顔、タヌキ顔、ネコ顔、イヌ顔、サル顔、
それ以外では、魚顔、爬虫類顔とか、いろいろ分類されますよね。
昆虫顔っていうのもあります。
以前、足繁く通っていたクリーニング屋さんに、
まさにこの昆虫系のパートさんがおられたんです。
ひと目見たときに、
あ、昆虫顔の人だ!
と、ハッとしました。
カマキリのような、バッタのような感じ。
どこから昆虫って思ってしまうんだろう、、、、
と考えますに、逆三角形の輪郭と、眼が、
どうもそれっぽい雰囲気をかもしだしているんじゃないか、と。
それと、この方の場合、眉。
眉頭から、短く、直線的に、ぴょんと鋭角に跳ね上げて、
くっきり描かれてたんですね。
もう、どっから見ても眉というよりは、触角にしか見えませんでした。
その眉毛の描き方は、ちょっとおやめになった方が、、、
もうちょっと柔和な感じにお描きにならないとー、
と、言うて差し上げたかった。
けれど言えるはずもなく、わたしの心の中では、
「バッタの人」として登録されてしまいました。
ああ、ほんとに失礼な話。
すみませんすみません、と思うわけですが、
占庭においでになるお客さまのカルテにも、
稀に、お顔の特徴をメモすることがあります。
たくさんのお客さまの中から、ああ、あの方ね、
と思い出すときのよすがにするためなので、
よほど個性的でないと書いてはいません。
有名人の〇〇さん似、と書くことが多いかな。小保方さん似、とか。
珍しいところだと、ウミガメっぽい人とか、お豆腐みたいな感じの方とか。
我ながら、よく特徴をつかんだメモで、すぐにお顔が浮かんできます。
そこから、相談内容や、その時お話したことを芋づる式に思い出していけるので、
とても大事なカルテメモなのです。
けれども、お顔の特徴を書き残していることはホントに少なくて、
お仕事内容や、印象に残った言葉などを書いていることがほとんどです。
いままで占いでお会いした方は、二、三千人くらいですかねー
克明に覚えている方もあれば、記憶がもうおぼろ、という方もあります。
占いは一期一会みたいに思われがちですが、
二度、三度とお会いする方も、とても多いんですよ。
数年経って、またお話する機会が、、、という場合もよくあります。
そういうときに、このカルテが威力を発揮。実に頼りになるのです。